こんにちは島田けい子です:2022年5月29日号

◆5月臨時府議会が閉会!

5月臨時会(5月13日〜18日)が閉会しました。
議会初日には、共産党府議団として、
「府民のいのちと暮らし、生業を守るための対策強化を求める緊急申し入れ」

「京都府議会の民主的構成についての申し入れ」
の2つの緊急申し入れを行いました。
『府民のいのちと暮らし、生業を守るための対策強化を求める緊急申し入れ』[PDF]
『京都府議会の民主的構成についての申し入れ』[PDF]

5月臨時会は、京都府知事選挙後初めての議会として、常任委員会・特別委員会委員や各種役職を決定するとともに、コロナ関連の補正予算等の審議を行いました。

各種役員選挙について、関西広域連合議会議員は、今年度も指名推薦によりわが党会派から選出されましたが、常任・特別委員会、予算特別委員会の各正副委員長の選任については、最も民意を反映する会派議員数に応じた指名推薦方式を拒否し、今回も、自民・府民クラブ・公明・維新が、申し合わせを行って投票し、自民・府民クラブ・公明の3会派が正副委員長を独占することに。維新も含め、いまだ古い枠組みにしがみつき、第2会派の共産党議員団を排除するなど許されません。やはり議席を増やさないといけません。

来春は統一地方選挙、お力お貸しください。

 

 

◆高齢者・障碍者施設・在宅留め置きで多数の死亡者生んだ現実を繰り返さぬよう、医療提供・保健所の体制強化を!!

コロナ感染症対策の補正予算は以下の理由から反対しました。

1つ目は、高齢者施設等への施設内感染専門サポートチームや医師、看護師等を施設等に派遣するための体制整備を行う予算について、必要な部分もあるのですが、施設留め置きの実態解決への方策を講じないまま、入院ができないことを前提としている対策だからです。

本来、感染症に罹患した患者が速やかに医療にアクセスでき、必要に応じ入院できることが原則です。京都府では、「第6波」までの死亡者は706人で第5波の7倍となり、高齢者施設と障碍者施設等でのクラスターの発生が相次ぎました。

京都府保険医協会の調査では、回答があった高齢者・障碍者120施設だけでも、感染者が948人のうち入院できた人は16%の148人にとどまり、感染後に施設で入院できずに死亡した例が15人も確認されました。京都府発表でも高齢者施設の死亡者が50人に上っています。

さらに、自宅で亡くなった人、搬送され病院に到着したもののすでに心肺停止状態だったなど、必要な医療が受けられれば「救えた命」だった方もいらっしゃいます。

現場からは、
「治療が十分にできない生活施設で留め置かれた高齢者が衰弱していくのを見守るしかできなかった」
という無念の思いや、施設内でのクラスター発生につながった現状への激しい苦悩と怒りが寄せられています。

2つ目の理由は、コロナ禍の保健所の深刻な実態の解決を口実に、HER-SYS(新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理システム)へのデータ入力業務などの膨大な個人情報、公権力にかかわる業務を人材派遣会社や民間事業者に委託する経費4億6000万円が計上されていることです。

保健師などの専門的知識や経験を有する相談、健康観察まで原則委託方針を示した国の言いなりに、民間委託を加速する一方、保健師増員は5人にとどめ、しかも年度当初から欠員でスタート、さらに事務職員を3名も減らしています。

他方、京都府立植物園など北山エリア開発計画推進のため新たに「文化施設政策監」なるポスト(部長級4人課長級6人他)を新設し、16人を配置するなど、異例づくめで力を入れる姿勢が浮き彫りとなっています。

医療・介護・保健所等、現場の皆さんと連携して、府民の命と健康守るために、引き続き頑張ります。

 

 

消費税を緊急に5%に減税を!
世界では84の国が付加価値税・消費税を減税しています!
消費税廃止を目指す各界連・社会保障推進協議会のみなさんと!

 

 

 

第93回京都統一メーデーで、穀田恵二衆議院議員、たけやま彩子参議院京都選挙区予定候と一緒に参加者を激励しました。

 

 

性暴力を無くし、痴漢ゼロを実現するために、『2022痴漢実態調査アンケート』に取り組んでいます。