美山町芦生地域の府道38号の法面崩落し、一般車両の通行止めとなり、子どもの通学や救急車も入れないなど住民の生活困難が生じてるとの連絡が入り、調査に入りました。
南丹土木事務所美山出張所の職員さんから話しを聞くことができました。
道路法面の補強工事で吹き付けコンクリートがしてある箇所の上に更に5年前に崩落防止のための網を張ってある所.網の内側のコンクリートが割れて崩落しています。
冬場は、コンクリート内部の土が凍結して膨張した後、今度は溶けた後に雨水や雪解け水が入り込み空洞を作り、そこへ積雪による重みが加わることで崩壊する事態になります。
府道38号沿いの法面点検は道路パトロールと、業者による点検を行いつつ、危険な箇所から順次予算を付けて工事をしますが、要はお金・予算が少ないから追いつきません。
当該箇所の工事のためには、仮設の迂回路や仮橋などが必要との事です。
「佐々里峠の冬季閉鎖中の道路の除雪を行い、救急車などが入れるようにしてほしい。」
「子どもの通学の安全対策」
についてもお聞きしました。
南丹市教育委員会や学校の対応についても現地から直接要望活動が行われていました。
ご当地は北陸新幹線延伸ルートにある田歌地区から芦生につながるただ一本のルート。
北陸新幹線より、府道の拡幅改修を急ぐべきです。
予算が少ないため、法面の改修工事も抜本的にできないなんておかしいです!
道路パトロールの職員も退職者不補充の下、民間委託が進んでいますね。
でも、今回のような事故の発生を予測できるようにするには府職員としての専門的な知識や能力、そして何より現地の事をよく知る人が必要で、民間委託でしかもコロコロ変わるようでは異常は発見できません。
保健所と同じく土木事務所も職員が減らされ、技術職が減らされている事が大問題です。