1月5日、米軍経ヶ岬通信所・レーダー基地において、20代の米軍人2人が新型コロナウイルスに感染していることが明らかになりました。
日本共産党京都府議会議員団として、感染拡大防止等に関する緊急申し入れを京都府に対して行いました。
→日本共産党京都府議会議員団から西脇隆俊・京都府知事に宛てた、米軍経ヶ岬レーダー基地における新型コロナウイルスの感染拡大防止に関する緊急申し入れ[PDF]
京丹後市の経ヶ岬通信基地には160名の軍人・軍属の他、地元雇用として清掃や車両運行に携わる労働者の方々が勤務されています。
すでに沖縄、山口県岩国基地、神奈川県横須賀基地、青森県三沢基地などの米軍基地で発生したクラスターが基地外にも拡がり、急速な市中感染の拡大につながっていることが報道されていますが、2020年7月〜8月にも京丹後で軍人軍属13名のクラスターが発生し、市内に居住する住民にも拡がった経過もあります。
米軍基地を起点とするこれ以上の感染拡大を防止し、住民の不安を払拭するために、正確な情報を明らかにするとともに、国内法に基づく検疫の実施、基地の閉鎖など行動制限、関係者の検査などの対策を求めました。
日米地位協定のもと、日本の検疫を免除され、感染拡大防止策を徹底されないまま国内外を行き来できる米軍基地の存在が最大の問題です。
日米地位協定の抜本見直しを日米両政府にも求めました。
基地では定期的なPCR検査などはされていないようで、発熱咳などの症状が出た軍人が簡易検査を行い陽性反応が出たため、保健所に連絡があり、病院で検査に至ったようです。オミクロン株感染かどうかのゲノム検査や濃厚接触者の特定や追跡など疫学調査が進行中とのことでした。