所管事項(文化生活部、文化施設政策監)
委員会の所管事項(文化生活部、文化施設政策監)について質問・答弁が行われた。
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◯島田敬子委員 北山エリア整備について伺います。
府立大学内に計画の1万人アリーナ建設、これを中止して府立大学体育館については学生利用を大前提とした学生体育館として整備することと示されました。予算質疑でも求めましたように、体育館整備と校舎整備を急ぎ進める必要があります。予算特別委員会の質問で、補正予算もつけて基本設計の段階に入るよう求めましたが、回答がありませんでした。その後、知事総括質疑での知事の府立大学体育館の整備の表明がありましたので、この今後のスケジュール、時期についてはどのようにお考えかということ。
それと、アリーナ部分がなくなって学生体育館整備ということであれば、当然、大学が検討することに戻すということか、事業主体はどうなるのかお聞かせください。
◯砂子坂孝之 文化施設政策監付理事 今、2点ございました。時期と実施主体的なお話です。
まず、時期のほうでございますが、こちらは我々予算特別委員会の書面審査、また総括質疑で知事から御答弁もさせていただきましたけれども、府立大学の共同体育館、共有体育館につきましては、学生利用を大前提に防災機能、そして府民利用機能を付加した大学の体育館規模のものにするというお話でございます。時期につきましては、答弁申し上げましたけれども、府立大学の学舎整備との整合を図りながら、今後、公立大学法人とともに協議を行っていくというようなことでございます。
また、その検討の内容におきまして、議会に御審議を賜らないといけないような中身が出てくるようでございましたら、その都度その都度、お諮りをさせていただきたいというふうに思っているところでございます。
まず、実施主体につきましては答弁が一部重複いたしますが、そういったことも含めて公立大学法人と協議、検討を行っていくものというふうに思っております。
以上でございます。
◯島田敬子委員 事業主体は公立大学法人、大学側ということでよろしいですね。
◯砂子坂孝之 文化施設政策監付理事 いえ、私からは大学側と限定をしたわけではありません。そういったことも含めて、公立大学法人と京都府で協議を行っていくというふうに考えております。
以上でございます。
◯島田敬子委員 既に昨年3月、大学の施設整備基本計画が策定をされて、この中にはアリーナは府が北山エリア整備計画に基づいてやるということなので、大学の整備概要には反映されていなかったわけですね。それで、大変遅れてしまったと。令和4年の大学整備構想では、令和5年度は基本設計、令和6年度は実施設計に入る予定でありました。花折断層帯、震度7も想定をされている地域で整備が急がれるというふうに思います。
体育館については、昨年4月26日の共同体育館に係る第3回意見聴取会で、座長から府立大学大学生ワークショップでまとめられた共同体育館の計画図が示され、第4回の意見聴取会では、学長が学生ワークショップで検討された平面図を基本とした共同体育館を可及的速やかに設置いただきたいと府立大学側の意見を表明されました。この点についてどうか。
◯砂子坂孝之 文化施設政策監付理事 島田委員からもお話がございましたが、まず我々としては、本件につきまして学舎整備、体育館整備共々遅れているというような認識を持っていないというところでございます。
府立大学の整備基本計画が出たのは当然、我々も存じ上げているところでございますけれども、そこから様々、今回の体育館の京都府の検討においてもそうですし、状況の変化等もございますので、そういったものも含めて検討を進めていくものというふうに思っているところでございます。
また、4月に出た案というもの、府立大学の意見としても速やかにというお話をいただいているのは、当然我々も承知しているところでございますが、学生ワークショップで出た絵というものは、あくまで学生の意見を集められたものでございます。その当時の座長、現在もしていただいております先生からも、「このままでは設計にならないので建たない」というようなことをおっしゃっていますので、同様の規模、同様の機能ということであっても、整備内容についてはしっかり検討をしていく必要があるというふうに思っているところでございます。
以上でございます。
◯島田敬子委員 中身について、私どもがいろいろ言うあれはないと思いますけれども、ワークショップにおける学生の意見、アンケートに寄せられた学生の意見を十分反映した体育館にということで、専門的にはいろいろあるのでしょうけれども、ぜひ学生のための体育館の1日も早い着手と、老朽化し耐震上も一刻の猶予も許されない校舎整備について、直ちに着手されるよう求めたいと思います。補正予算も組んで早急な整備が必要だと考えます。
重ねて要望して終わります。