◯畑中健司 知事室長 知事室長の畑中でございます。よろしくお願いいたします。失礼ですが、着席で御説明をさせていただきます。
それでは、今定例会に提案をさせていただいております第1号議案令和6年度京都府一般会計予算のうち、知事室長所管分について御説明をさせていただきます。
ただいまお手元の端末に通知をお送りいたしました資料、「令和6年度歳入歳出予算説明書」を御覧願います。
歳入につきましては、省略をさせていただきます。
歳出につきましては、総額15億527万円となっており、そのうちの主な事業内容について御説明を申し上げます。
一般会計歳出予算説明の2ページを御覧願います。
初めに、留学生総合支援事業費でございます。留学生スタディ京都ネットワークによるオール京都体制での留学生支援の取組のほか、府が運営いたします留学生寮における生活支援など、留学生施策を総合的に進めるための経費を計上いたしております。
次に、多文化共生推進事業費でございます。外国人住民総合相談窓口の運営や日本語教育の体制整備に向けた取組などのほか、令和6年度に計画の最終年を迎えます地域における日本語教育推進プランの改定に要する経費を計上いたしております。
次に、外国人住民緊急支援事業費でございますが、ウクライナ情勢の影響を受ける府内在住のウクライナ人等に対し、専用相談窓口の運営や府内大学等が実施する留学生に対する取組への支援の実施に要する経費を計上いたしております。
このほか、国際交流活動や京都府名誉友好大使の活動、公益財団法人京都府国際センターの運営助成、旅券発給に要する経費を計上いたしております。
次に、3ページ、4ページを御覧願います。
広報広聴関係事業費でございます。
府民だより・テレビ・ラジオ・ホームページ・SNS・新聞紙面やデジタルサイネージなどの媒体を活用いたしますほか、専門家やPR会社と連携した効果的な情報発信、知事と行き活きトーク開催費等の広聴事業に要する経費を計上いたしております。
以上が知事室長所管分の概要でございます。御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。
◯林田匡民 職員長 職員長の林田でございます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。失礼して座って説明させていただきます。
それでは、職員長所管分として提案をいたしております、第1号議案のうち所管事項及び第19号議案、第20号議案、第22号議案、第23号議案につきまして説明をさせていただきます。
第1号議案についてですが、ただいまお手元の端末に通知をお送りいたしました資料、「令和6年度歳入歳出予算説明書」を御覧ください。
歳入につきましては省略させていただき、3ページ以降の歳出予算について説明をさせていただきます。
歳出につきましては、合計54億5,900万円余を計上させていただいておりますが、その主なものといたしましては、知事部局職員の退職手当をはじめ、定期健康診断等の健康管理に要する経費や職員の人材育成に要する経費等でございます。人材の確保・育成・定着、働きやすい職場づくりなどに引き続き取り組み、事業部門を支援する役割を果たしてまいりたいと考えております。
次に、条例の一部改正でございますが、第19号議案京都府旅費条例一部改正の件につきまして御説明申し上げます。
指定職の職務にある者や行政職給料表の場合、7級以上の職務にある者に支給される宿泊料等の旅費につきまして、厳しい財政状況等を考慮して、平成6年4月からそれぞれワンランク下位の支給区分を適用する措置を講じているところでございます。令和6年度におきましても、引き続きこの措置を1年間延長したいと考えております。
次に、第20号議案職員の給与等に関する条例一部改正の件につきましては、昨年の人事委員会勧告におきまして、人事院勧告に準じて新設することとされておりました在宅勤務等手当を新設するため、条例を改正するものであります。在宅勤務等手当につきましては、在宅勤務を中心とした働き方をする職員に生じます光熱水道費等の負担を軽減するために新設するものであります。国家公務員の在宅勤務等手当の制度内容につきましては、人事院勧告どおりとされておりますため、府は国の制度に合わせることとし、その対象者としましては、住居等において、人事委員会規則で定める一定の期間以上において、1ヶ月当たり平均10日を超えて在宅勤務を命じられた職員とし、支給金額は月額3,000円としたいと考えております。
次に、第22号議案京都府知事及び副知事の給与の額の特例に関する条例一部改正の件につきましては、厳しい財政状況等を考慮して、平成11年6月から知事及び副知事の給与減額措置を講じているところでございますが、令和6年度におきましても引き続き給料・地域手当及び期末手当を、知事は8%、副知事は4%それぞれ減額して支給する措置を1年間延長することとしたいと考えております。
次に、第23号議案管理職員等の給与の特例に関する条例一部改正の件につきましては、平成11年11月から減額措置を講じてきております管理職員等の給与につきまして、令和6年度におきましても引き続き教育長及び常勤の監査委員の給料月額を4%、また管理職員のうち部長級等は2%、それ以外の管理職員は1.5%それぞれ減額して支給する措置を1年間延長することとしたいと考えております。
職員長所管分の説明は以上でございます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
◯木村真子 会計管理者 会計管理者の木村でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。失礼して、座って説明させていただきます。
それでは、第1号議案の令和6年度京都府一般会計予算のうち、会計管理者所管事項につきまして御説明申し上げます。
ただいまお手元の端末に通知をお送りいたしました資料、「令和6年度歳入歳出予算説明書」を御覧願います。
歳入については省略し、2ページ、歳出について説明させていただきます。
歳出予算につきましては、総額4億3,192万円余を計上しており、その主なものについて御説明申し上げます。
公金取扱手数料につきましては、公金の収納及び支出に係る金融機関への手数料の経費でございます。
キャッシュレス収納等推進事業費につきましては、府民利用施設入場料や府の手数料等の納付に係るキャッシュレス決済やコンビニ収納等、府民の利便性向上に資する多様な決済手段に関する経費でございます。
会計管理者所管分の説明は以上でございます。御審議賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
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◯島田敬子委員 私のほうからは、職員給与関係条例改正案、提案されております点で何点か伺います。
まず、旅費条例についてですが、先ほど指定職7級以上の宿泊料ワンランク下げを延長ということでありました。ホテル代なども高くなっておりますが、身出しが出ていないのか心配ですが、いかがでしょうか。実際の相場との乖離はないのか、伺います。
◯坂根久尚 職員長付理事(職員総務課長事務取扱) 基本的には、定額を基本としながら、実費も勘案した上で、31条協議というのをやっているんですけれども、特例協議なんかもしながら、職員の身出しが出ないようにしております。今回でいいますと、例えば金沢被災地支援で、金沢辺りのホテルが、ホテル代が高騰していたということもございまして、その辺については、我々のほうで包括承認という形を取りまして、実費で、足が出ないように対応したということもございます。
以上でございます。
◯島田敬子委員 弾力的対応はあるのでしょうけれども、金沢だったら乙地になるんですかね。甲地と乙地と、地域で金額も違います。11,800円という、こういうことですかね。上乗せをされているという理解でいいんでしょうか。
◯坂根久尚 職員長付理事(職員総務課長事務取扱) 御指摘のとおり、いわゆる足が出ないように、職員の身出しが出ないようには、基本的にはしておるという状況でございます。
◯島田敬子委員 6級以下は、例えば甲地、東京などでは10,900円、乙地は9,800円、このあたりは実態に応じて改善が必要ではないかと思うんですが、いかがでしょうか。
◯坂根久尚 職員長付理事(職員総務課長事務取扱) 一般的に、旅行会社とかホテルとかいろいろ、今ネットも含めていろんな取り方がございますので、職員には工夫していただいて、実費、旅費に近い形で、身出しが出ないような形で、職員はそれぞれで工夫して取っていただいていているというふうに思います。特段、どうしても取れないような地域については、特例協議なりで対応しているということでございます。
以上でございます。
◯島田敬子委員 いずれにいたしましても、身出しが生じないように、配慮というか、見ていただいて、適切な対応をお願いしたいと、臨時的な対応は分かりました。
2つ目に、在宅勤務手当ですが、通勤手当との調整も行って、月3,000円ということであります。現場からの要望もあって賛同するものでありますけれども、光熱水費なども上がっております。これも持ち出しにならないよう適切な対応が必要だと思うんですが、このあたりはいかがでしょうか。
◯坂根久尚 職員長付理事(職員総務課長事務取扱) 基本的には、4月から対応していくわけでございますけれども、10日を超えて勤務する場合、いわゆる一月の平均の勤務日数を言いますと21日なので、半分以上を超えて在宅で勤務する場合には3,000円支給するということでございまして、実費という考え方もございますけれども、基本的に人事委員会の調査によりまして、3,000円程度までが大半の民間の企業さんで支給されていた金額になりますので、そこを手当として支給して、その中で対応しようということでございます。
◯島田敬子委員 予算上は32万円程度ですか。この積算の根拠というか、何人分ぐらい予定されていますか。
◯坂根久尚 職員長付理事(職員総務課長事務取扱) 1ヶ月当たり3,000円の手当を、実績でいいますと、直近の集計でございますが、実人数でいうと9名の集計でございまして、それの十二月分で32万4,000円ということで、これを予算の根拠にしてございます。
以上でございます。
◯島田敬子委員 実態を見ながら、これも見ていただきたいと思います。
最後に、管理職の給与カットについてであります。
先ほどの御説明で、平成11年に始まったということでありますが、この当時、始まった理由は何だったでしょうか。
◯坂根久尚 職員長付理事(職員総務課長事務取扱) 平成11年は、ちょうど京都府の健全化指針ができた頃でございます。財政状況が非常に悪化をしておりまして、事務事業の見直しと併せて給与カットを始めたということでございます。
以上でございます。
◯島田敬子委員 小泉構造改革、給与構造改革ということで、公務員バッシングの猛嵐が出まして、定員削減も、それから給与削減も、本当にすさまじくやられました。京都府の頑張りがどうだったかってネット上で聞かれて、返事がありますのが、平成11年から平成30年まで、一般行政職員2割削減、1,053人も削減をして、給料表もものすごく下げました。その代わりに、会計年度任用職員とか臨時職員も増えて、いろんな業務の民間委託も進んできました。これは、そういうことで管理職の給与カットも行われてきたんではないかと思いますが、これは今年度も全級で昇給と、そして民間でも公務の職場でも賃上げをということで、暮らしの再生もそうですけれども、経済の立て直しの対応にも、そういう情勢になっているというふうに思いますが、管理職の皆さんも家庭をお持ちになって、大変子育てにも費用のかかる年代ですよね。それで、そろそろ見直したらどうだというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。
◯坂根久尚 職員長付理事(職員総務課長事務取扱) 毎年度毎年度、1年ごとに、当初予算を組む中で財政状況を踏まえて1年ずつ延長しているということでございまして、令和6年度の当初予算時においては、まだカットをやめるという財政状況にはないというふうに理解をしております。
以上でございます。
◯島田敬子委員 現在の情勢にふさわしく、先ほども申し上げましたように、官も民も賃上げでということで、管理職の給与カット、これは特例の臨時措置ですので、一度見直す、この必要があるというふうに思っておりますので、検討をお願いしたいと思います。
もう1つは、府職員の被災地支援についてです。
第14次まで、知事部局の派遣職員延べ人数、頭人数では何人ほどになっておりますか、教えてください。
◯坂根久尚 職員長付理事(職員総務課長事務取扱) 職員長グループが所管しておりますのが、七尾市の避難所支援なり市役所の支援になっておりまして、1月9日に開始したんですけれども、5日交代でやっておりまして、2月27日現在で、実人数で424人、それから延べ人数で2,066人が行ってございます。基本的には、金沢市を拠点に七尾市まで往復して、避難所支援、それからリエゾンといいまして、現地での連絡調整をする役と、それから最近出てきたのが、罹災証明の業務がございまして、それを支援しているということでございます。
◯島田敬子委員 担当の七尾市は、水道・電気などは通るようになって、幾分改善がされていると思いますが、今、女性職員が珠洲市の大変困難なところに派遣されていて、女性でも寝袋1枚と、本当に大変な状況の中で御苦労いただいているのかなと思うんです。七尾市でも、前半のほうは寝袋1枚でカップラーメンを食べて、外のトイレに懐中電灯を持ってと、本当に厳しい実態だと伺いました。女性の皆さんも含めまして、珠洲などの困難な事態の中での活動については、どういう実態か。また、京都府として、職員の安全確保のための体制はどのようになっておりますか、お聞かせください。
◯坂根久尚 職員長付理事(職員総務課長事務取扱) 今、おっしゃいました珠洲は、恐らくですけれども、厚生労働省の縦のルートで、保健師のチームが行ったり、DMAT、ドクターが行ったりしているものもあると思います。保健師のチームでいいますと、4名体制で行っていまして、確かに寝袋で、発災当時、ホテルの水も電気もないところで寝袋で寝られていたと、活動されていたという状況もお聞きしております。ただ、これも派遣期間が3月1日で既に終わっておりまして、今は行っていない状況でございます。あと、1週間の単位で行かれていたということで、1日目と最終日には金沢市のホテルで宿泊されて、その間活動されていたということでございます。
それから、ケアについては、ストレスチェックシートというのを全職員に配っていまして、そこで1つでも丸があると、うちの産業医の精神のドクターが面談をしまして、フォローしているという状況でございます。
以上でございます。
◯島田敬子委員 3月1日で保健師さんの派遣は終わったということでありますが、その後のケアも含めて、よろしくお願いをいたします。ありがとうございました。