こんにちは島田けい子です:2020年8月23日号

◆米軍基地でCOVID-19(新型コロナ)集団感染が発生

米軍経ヶ岬通信所(Xバンドレーダー基地)に関連して新たに米軍属1名のCOVID-19(新型コロナ)感染が判明し、この基地での感染者は、京都府が発表した5名と米軍が発表した10名、8月17日現在で合わせて15名となりました。新たな感染者は、米軍の検査ではなく医療機関受診で感染が判明したものです。これは米軍や防衛省がこれまで説明してきた感染対策の実効性や信頼性、それを是としてきた京都府の姿勢を根本から覆すものであり、極めて重大な事態です。

共産党府議団は8月11日、京都府に対して抗議とともに実効性のある緊急対策を求める、第五次の申し入れを行いました。160人ともいわれる米軍人・軍属は基地外の住宅に居住して日常生活を営んでおり、周辺住民の不安が広がっています。改めて、これ以上COVID-19感染拡大を広げないよう、集団感染・クラスターの封じ込めのために、米軍基地にかかわる全ての軍人・軍属とその家族、労働者、工事関係者の全員にPCR検査を速やかに実施すること、陽性者のホテル借り上げ等による隔離や住民への情報公開などを求めました。

 

◆COVID-19(新型コロナウイルス)感染拡大の中、緊急拡大防止策の実施を求める申し入れ

日本共産党京都府議団は7月31日、西脇隆俊知事に対し、COVID-19(新型コロナウイルス)感染の拡大防止策を抜本的に引き上げるよう求めて、緊急の申し入れを行いました。「対策が遅れれば、感染の爆発的な増加と医療崩壊を引き起こす」として、

  • COVID-19(新型コロナ)の感染が確認された地域・業種で徹底した検査を実施する
  • 無症状感染も含めて早期に感染者を特定して隔離し、経過観察や治療で重症化を防ぐ
  • これまで発熱者や濃厚接触者に絞っていた検査そのものの対象と規模を拡大する
  • PCR検査や高品質の抗原検査を抜本的に拡充するための必要な資器材の安定的確保をはかる
  • 大学等への協力要請や広域連携による検査体制を確保できるよう検討する
  • 入院病棟を縮小期の210床から直ちに431床体制に戻す財政支援や補償を行う
  • 医療従事者の安全や医療体制確保などをどうするか医療機関や関係団体と協議する

などを要望しました。

夕方には右京区役所で右京区長と懇談。右京区内の小中学校でも陽性者が出ていますが、詳しい情報は新聞などマスメディアで知るような状況で、区役所には何も通知されていない現状も明かされました。保健所を区役所から無くし、公衆衛生行政の役割を大きく後退させたことは大問題です。

 

◆市バス均一運賃区間が高雄地域に拡大! 栂ノ尾への延伸も!

京都市交通局は8月12日付で、
『高雄〜京北地域の公共交通の利便性向上に向けた取組について』
を発表しました。その内容は、西日本ジェイアールバス株式会社(以下「JRバス」)及び京都市交通局が連携し、「高雄地域への均一運賃区間の拡大」及び「市バスの栂ノ尾への延伸」について実施することです。また、JRバスでは、栂ノ尾~周山(京北)間の運賃の見直しを検討しているとのことです。来春のダイヤ改正に向けて検討が進められています。「バス一日券」や「市内中心フリー」定期券の利用範囲も広がりますが、残念ながらJRバスについては京都市の敬老乗車証が使えません。更なる運動が必要です。

日本共産党や地元の後援会は、「右京区民の足を守る会」の交通局交渉の場でも、度重ねて要望してきました。高雄では通学路の安全対策として、国道162号線の歩道設置など、20数年来の運動が実っています。その一方で、高雄中学校が来春には双ヶ岡中学校へ統合されることから、通学バスの確保と保護者負担の軽減という点で事態が動いた側面もあります。住みよい地域を求める住民の声を大事にして、これに応える京都市政を望みます。

 

◆けい子の活動日記

猛暑が続いています。皆さん、体調はいかがですか?マスク着用を余儀なくされる毎日です。どうぞ、ご自愛ください。コロナ禍で私には故郷へお墓参りにも帰れず寂しい夏ですが、皆さんはお盆休みをいかがお過ごしでしたか。

このところ運動不足だった私は、早朝ウォーキングを再開しました。広沢池から北嵯峨へ。時間が取れる日は、嵯峨天皇山上陵まで登るコースを歩きます。ある日、山上陵から降りる途中で「一歩一歩おじさん」に出会いました。
「一歩!一歩! 一段!一段! 一日!一日! リハビリ!リハビリ! がんばれ!がんばれ!」
そう言いながら登ってこられるので、勝手にそう名付けました。上り下り合わせたら千階段越える山道を毎日元気に歩いておられるようです。年齢をお聞きしたら90歳を超えているとのこと。凄い!

田んぼの中を帰っていると、今度は赤旗配達のお兄さん。毎日毎日、本当にありがとうございます。

稲の穂が日に日に育ち、たわわに実っていくさまがわかります。手間ひまかけた農作物が、このまま無事に収穫できますように、災害に遭いませんように、一日一日、毎日毎日の努力が報われますように。ただただ、祈るばかりです。