こんにちは島田けい子です:2020年9月26日号

◆府議会9月定例会が始まりました。

9月18日、京都府議会9月定例会本会議代表質問が行われ、日本共産党府議団から浜田議員と光永議員が登壇。新型コロナで苦しむ中小企業者や学生への支援などを求めました。

丹後の機械金属の業界団体から聞き取った「リーマンショック以上の景気悪化」などの声を踏まえ、事業継続の支援は待ったなし、府の休業要請補助金や再出発補助金などを条件緩和して再度実施すること、一番の支援となる消費税減税を国に求めること、困窮する学生へ給付型奨学金制度などを創設するよう要望しました。

知事は「中小業者への影響は非常に厳しく、長期にわたる可能性がある。現場の実態を把握しながら支援につとめたい」と答えましたが、消費税については社会保障財源として必要との認識を繰り返しました。

さらに、保健所や公務員を削減し公的セクターを狭めてきたことがコロナ禍で大問題になっているのに、政府が「住民の福祉増進」より、民間委託などを推進する方向を示している事について、「民間に委ねると利益が期待できない分野や地域は切り捨てられる。住民サービスの後退につながる」のではないかと知事の認識をただしました。

また、PCR検査・医療提供体制について、インフルエンザの流行期に備え、公的な発熱外来と一体となった検査体制の強化、入院から家族支援、退院まで総合的な支援体制の具体化を要求しました。知事は「あらゆる手法を使ってPCR検査の体制を強化したい」と答弁しました。

 

◆7月豪雨災害復旧と有栖川除草浚渫など要望を土木事務所へ

7月豪雨後、西部土木事務所に要望していた、高雄学区梅ケ畑笹江町青龍寺横の斜面崩落現場の災害復旧工事が完了しました。 また、国道162号線の法面の補強改修工事も各所で順次進められています。

さらに、高鼻川上流域の砂防堰堤付近で、古い石垣の穴から漏水している現場を見てほしいとの地域の要望を受け、土木事務所からも専門職員が調査に入っていただきました。この数年の台風や豪雨により、林道の斜面崩壊や北山杉の風倒木が川にも倒れこんでいます。

土木事務所からは「すぐに崩壊するようなことはないが、引き続き継続的に調査する」と約束いただきました。 また、有栖川の高田橋から六反田橋流域の浚渫の要望をしました。土木事務所の体制強化と予算の増額が必要です。

 

◆けい子の活動日記

新型コロナウイルスの影響が長期化し、これに関連した解雇が5万人を超えたことが発表されています。これらは氷山の一角であり、今後さらに深刻化すると見られるなか、生の声を聞いて実態や要求をつかもうと、9月9日、党府議団としてハローワーク前でのアンケート対話に取り組みました。小雨交じりの中でしたが、約1時間の行動で9人の方と対話ができました。

40代の女性でダブルワークをしているという方は、副業でやっていた看護師のパートがなくなり、月9万円の収入減に。 美容系の就職をめざしてハローワークに来たという大学4回生の学生は、面接中止などの厳しい状況について語り、飲食店のアルバイトも3分の1に減って困っているとのことでした。

その他、親の仕送り10万円で生活しながら求職活動をしている青年、お客さんが来なくなってバーを退職したという女性、訪問介護の仕事が尽きたという60代の女性など、深刻な実態が次々と寄せられました。安倍政権への批判や共産党への期待について語る方もいました。

府議団では引き続き、こうした取り組みを進めていく予定です。