所管事項(文化生活部、文化施設政策監)
委員会の所管事項(文化生活部、文化施設政策監)について質問・答弁が行われた。
なお、田中健志委員長から、各会派の残りの持ち時間(自民60分、維国23分、共産7分、府民20分、公明12分)が示された。
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◯島田敬子委員 1点、お願いします。北山アリーナ整備に関連して、先ほども議論がありました府立大学の整備計画についてです。
令和2年3月策定の将来構想基本計画に基づいて、令和4年3月には京都府立大学整備構想が出されております。計画の中で安心・安全でセキュリティに配慮した施設ということで、老朽化、耐震化への早期対応ということがうたわれております。
ですので、当然この計画、構想に基づいて大学の中の具体的な施設整備計画があると思うのですが、どのような議論が進められているのか、また計画は策定されたのか、お教えください。
◯砂子坂孝之 文化施設政策監付理事 今、委員から御紹介ございました府立大学の整備基本計画につきましては、昨年度末に学内で取りまとめられたものでございまして、同じく府立でございます府立医科大学の整備計画とともに、両大学を所管しております公立大学法人、こちらとともに整備手順でありますとか工程、こういったものにつきまして大学法人とともに関係機関と現在調整、検討しているところでございます。
以上でございます。
◯島田敬子委員 まだでき上がっていないのですか。でき上がったら公表されるのですか。
◯砂子坂孝之 文化施設政策監付理事 繰り返しの答弁でございますが、今、公立大学法人とともに全て含めて検討をしているところでございます。必要でございましたら、当然議会には御説明賜るものというふうには考えておりますが、現在、中身についても検討をしているところでございます。
以上でございます。
◯島田敬子委員 分かりました。この整備構想の中で、老朽化、耐震化の早期対応ということで、最近、建設された2施設と1号館、5号館の一部を除けば、全て建設後40年以上経過、中には50年以上経過した施設もあり、既存施設で建替えを前提として耐震化されていない施設もあって早急な対応が必要だということであります。その点で整備計画がいろいろと今、議論の中で見直しがされて、アリーナ計画では向日町の土地活用なども出てきて、右往左往している間に、この学生体育館やこの学舎整備がどんどん遅れていくのではないかというふうな危惧を持つわけです。その点、いかがでしょうか。
◯砂子坂孝之 文化施設政策監付理事 今、御質問の件につきましては、申し上げましたが、公立大学法人とともに調整を行っているところでございまして、当然、府立大学キャンパス内における建物の状況、我々も当然把握しておりますので、そういったさらなる耐震性能の向上でありますとか魅力があふれるキャンパスの整備に、できる限り速やかに対応できるように検討を進めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
◯島田敬子委員 将来構想基本計画、令和2年3月策定のものでは、これ、2024年度にこの新しい学科再編ですか、それを踏まえて移行、1つの目標、2024年というと来年ですね、それが目標だったわけですが、早く決着をつけて決めていかないと、どんどんと大学の構想自体が遅れてしまっていく現状だと、これはタイムリミットに来ているのではないかと思うんですが、その認識はどうですか。
◯砂子坂孝之 文化施設政策監付理事 委員からの御質問でございますが、そういった状況も踏まえまして現在検討しているところでございます。
以上でございます。
◯島田敬子委員 先ほどの御議論も聞いておりますと、このエンタメとか多彩ににぎわい施設をといういろいろ議論を聞いておりましても、やはり教育施設である府立大学にはふさわしくないなというようなことも実感しておりまして、ここは早く今、青木委員も指摘をされておりましたけれども、大学のほうは決着をつけて、そして幅広く議論していったらどうかなと思います。
京都市長の発言に私も触れたいんですけれども、京都市内に施設が少ないのでアリーナを造りたいと。府幹部がこれまで京都市がほとんど協力してくれず、向日市が候補地に浮上した途端に、京都市内で整備を希望するなんて節操がなさ過ぎると述べておられます。報道はいろいろ、全部が正確だと思いませんけれども、そして市長の定例記者会見そのものを拝見いたしましたが、市長はかねてから京都府に要望していると、引き続き要望していくとしているのですが、これ事実経過はどうなのでしょうか。
◯田中健志委員長 残り時間2分となっております。
◯砂子坂孝之 文化施設政策監付理事 まず、1点ございます府立大学の共同体育館につきましては、先ほど島田委員からございましたが、我々としましては学生利用を大前提に多機能、多目的な共同体育館として検討しているというところでございますので申し上げます。
京都市長とまた我々のどなたか分かりませんがと御質問でございますが、我々も報道で見た限りでございますので、ある新聞の記事によるコメントというのは、申し訳ございませんが、差し控えさせていただきたいと思っております。
以上でございます。
◯島田敬子委員 コメントではなくて事実経過です。市長は京都府に要望して協力してきたとおっしゃっているんですけれども。
◯砂子坂孝之 文化施設政策監付理事 京都市さんも1市町村さんでございます。京都市に限らず様々な市町村さんから京都府は様々な御要望をいただいておりますので、その中の一環ではないかというふうに考えます。
以上です。
◯島田敬子委員 北山エリアのいろいろまちづくりとの関係も含めて、るる調整があったかと思うんですよ。そんな一般論ではなくて、この大事な計画についてね。
◯砂子坂孝之 文化施設政策監付理事 確かに京都市さんのほうで北山エリアを地区計画としてお定めいただいたというのは、当然我々としても事実としてあることでございますが、中身につきましても京都市さんとは、るる調整、検討を一緒にしているというふうに理解をしております。
以上です。
◯田中健志委員長 残り1分を切っています。おまとめください。
◯島田敬子委員 ありがとうございます。