◆北陸新幹線延伸計画の中止を表明せよ!
京都府議会9月定例会本会議代表質問
9月定例会が開会しました。
9月19日、本会議代表質問に島田けい子が立ちました。
第一に、急ピッチで進む北陸新幹線延伸計画について、きっぱり中止するよう西脇知事に迫りました。
国土交通省が8月に示した3ルート案で、事業費が最大で5兆3,000億円に膨らみ、費用対効果が1を割り込むことが必至である事が明らかになりました。
巨大地下トンネル建設により、地下水が枯渇する懸念や膨大な残土に猛毒の重金属が含まれている問題など、専門家からも地下トンネル工事に批判が上がっていることを示すとともに、リニア工事で14ヶ所の河川や井戸水が枯れた岐阜県瑞浪市の現場調査や、京都市地下鉄工事でも地下水低下・枯渇などで322件もの賠償を行った事実を踏まえ、
「地下水枯渇や地盤沈下等の問題が起こるのではないか。ルートが決まってからでは間に合わない。
“5兆円以上、30年以上もかけてやるべき事業なのか?”との住民の声にどう応えるのか」
と知事に迫りました。
西脇知事は、
「国家的プロジェクトである。慎重な調査と丁寧な説明、適切な対応を求めている」
と、従来答弁を繰りかえした上で、
「今発表されたものだけで判断できない。国土交通省の指示による説明を待ちたい。それでも十分に間に合う」
と答弁しました。
与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームが政治判断で、年内にもルートを決定する予定で推進しているやり方を告発するとともに、住民や自治体に説明もなく、情報
が開示されな中で強引に進めるやり方を厳しく批判し、いま、知事は政治判断で、しっかりものを言う時だと重ねて追及しました。
また、中小企業支援と一体で大幅賃上げを行うために、最低賃金審議会答申に示された、消費税減税・社会保障料負担の軽減・業務改善補助金の要件緩和を国へ求めると
ともに、京都府として、岩手県などに学んで、賃上げを直接支援する府の制度を創設するよう求めました。
知事は、賃上げが必要としながらも、賃上げを直接的に補助金で支えることは困難と制度創設に背を向けました。
その他、向日町アリーナ計画は一旦中止し住民の声を聞いて見直すこと、コメ不足と価格高対策、学費軽減・高等教育無償化、今年12月に予定されている健康保険証廃止の撤回を求めました。
(詳しくは共産党府議団ホームページのリリースや過去記事『令和6年9月定例会 本会議 代表質問 ―2024年9月19日』、下記動画をご覧ください。)
◆舞鶴基地調査へ。この地に弾薬庫拡張計画が!
9月11日、共産党京都府議団北部調査で、弾薬庫や基地強化が進む舞鶴へ行きました。
地元舞鶴市の小西洋一市議、平和委員会の皆さんのご案内でつぶさに視察しました。
地方総監部の地下化強靭化、イージス艦へのトマホークの配備、
ミサイル整備所改修工事などが計画されています。
下掲の風景写真は五老ケ岳からみた舞鶴湾です。
眼下に広がる舞鶴湾の至る所に広がる海上自衛隊基地。
そして、住宅地が広がるその側の弾薬庫拡充が、住民に説明もなく進められています。
戦争する国づくりへ暴走する自公政権に、総選挙で審判を下しましょう!
9月11日に共産党府議団で行った京都北部調査は動画にもまとめてあります。
舞鶴での自衛隊基地強靭化の状況などを現地の方の案内で調査してきました。ぜひご覧ください。
府議会報告ビラを発行しました。#北陸新幹線 延伸計画と、先日行った #いまこそ賃上げ 学習懇談会の報告です。ぜひご覧ください。#日本共産党#男女賃金格差是正#ジェンダー平等 pic.twitter.com/OFmlTx1dR1
— 日本共産党京都府議団事務局 (@JCPkyotofugidan) October 11, 2024
— 日本共産党京都府議団事務局 (@JCPkyotofugidan) October 11, 2024
◆けい子の活動日記
9月定例会開会中です。11月5日までの会期で開催されます。
決算特別委員として頑張ります。
うれしいご報告がいくつかあります。
1つ目が、子育て支援医療費助成制度の拡充に向けて検討を始めると、知事が表明しました。なんと、これまで、新婦人の会の皆さんなど府民の請願すべて否決してきた自民党議員の本会議質問に答えて。
もう1つは、公立高校の入学者選抜制度について、『前期』『中期』『後期』の選抜を見直し、『前期』『中期』を一本化する方針が示された事。現在中学1年生が入学する2027年度から始まります。 前期選抜で7割近い生徒が不合格となり、思春期の子どもたちに大きな負担となる制度は見直せと、制度導入時から求め続けてきたのが日本共産党でした。
3つ目は、農家の皆さんとともに緊急要望をしてきたカメムシ対策。コメや果樹などカメムシの被害に遭い、9割も収入が減少する等の声を届けていました。農薬・薬剤購入費用を府が補助する事となりました。これは共産党議員の質問に答えて。
9月下旬の文化生活教育常任委員会で、高校の体育館にエアコンの整備を求める質問が超党派から出て、これも検討するとの答弁。少し前だと、このような要望は日本共産党の専売特許でしたが、ずいぶん変わってきました。府民の当たり前の要求は必ず実現するのです。引き続き頑張ります。ご意見ご要望を、お聞かせください。
8月に北部の党議員団と連名で申入れていた、#カメムシ被害 への対策について、農薬・薬剤購入の補助が実現します!
本日の #京都府議会 農商工労働常任委員会で、#浜田よしゆき 議員【京都市・北区】の質疑に、農産課長が答弁しました。
能登支援の呼びかけとともに府議団ニュースを発行しました。 https://t.co/uS22XbIdmw pic.twitter.com/ejsk9ewlUM— 日本共産党京都府議団事務局 (@JCPkyotofugidan) September 26, 2024