こんにちは島田けい子です:2022年9月25日号

◆京都府議団・京都市議団で国政交渉――切実な願い・要求を届ける

9月13日、日本共産党京都府会議員団・京都市会議員団代表と来春の統一地方選予定候補者がそろって、政府交渉を行いました。
右京区からは私、島田けい子と、かみね史朗前府会議員、西村よしみ前市会議員、えもとかよこ市会予定候補が参加しました。

右京区の重要課題である北陸新幹線に関して、
「ヒ素・重金属は調査をおこない公表されるのか?
地下水への影響の調査、残土処理の方針はどこが出すのか?」
との問いに対し、
「機構が地質調査をおこなっているがルートに関わるので現時点では非公表」
との回答でした。

代表団は、美山田歌区に続き、北村かやぶき保存会や芦生区が住民総意で反対の声をあげていると、計画の中止を強く要望するとともに、環境調査の結果の公表と住民への説明を求めました。

また、新型コロナ感染症での施設留め置き方針を撤回し、入院を原則として必要な医療が受けられるようにすること、コロナ禍と物価高騰に苦しむ中小企業や暮らしを応援するために、消費税減税とインボイス中止、固定費などの真水の支援を求めました。さらに、中学校給食や給食費無償化の実現を強く求めました。

 

 

◆京都府議会9月定例会が開会

京都府議会9月定例会が開会されました。

9月16日には、早朝の府庁東門で自治体要求連絡会の皆さんと、府職員の皆さんにご挨拶しました。

その前日9月15日には、
『消費税引き下げやインボイス実施中止を求める請願』
や、北陸新幹線延伸計画に関わって、
『「宅地造成及び盛土等規制法」に基く規制等に関する請願書』
を市民団体から提出したいと要請があり、私も紹介議員になりました。

決算特別委員会委員として、11月2日までの長丁場の議会です。
頑張ります。

 

 

 

 

◆しんぶん赤旗で日本共産党府議団・市議団の国政交渉が報じられました

9月16日付しんぶん赤旗で、
『アセス未了 着工認めず――北陸新幹線延伸
と題して、共産党府議団・市議団が国政交渉を行ったことが記事になりました。

北陸新幹線問題は京北をはじめ右京区民にとっては最重要課題であり、あらためて、建設計画の中止を求めるとともに、アセスメントや機構が実施している路線検討調査について住民に説明するよう国土交通省に求めました。

アセス未了の建設着工はできないと明瞭に答弁をいただいたことは重要ですが、アセス等については公表や説明を拒否しました。
2020年の美山田歌区のアセス拒否、2021年には北村かやぶき保存会が計画の白紙撤回を求め、さらに、美山芦生地区が住民総意の反対決議をあげました。

斉藤鉄夫・国土交通大臣は
「地元の反対意見、京都駅の建設や地下水への影響、残土の処理などの困難性をあげて精査が必要」
と概算要求にあたり事項要求にしたとの報道があります。

こうした事態の中、福井県議会や小浜市議会の自民党議員団と京都府の自民党府議や市議が会合を開いて計画を促進する方向に動いているようです。

 

 

◆けい子の活動日記

南丹市の美山診療所の入院病床休止の報が届きました。

美山診療所は2021年に民間運営から南丹市直営となりましたが、南丹市は過疎と高齢化が進む美山の医療や介護を縮小し、老人保健施設を廃止しました。

美山の医療を守りたいと頑張る住民の皆さんの願いを京都府議会の場で何度も取り上げ、何とか入院病床4床の存続が出来ました。

当時、診療所所長に就任した中村真人医師は
「地域住民と日ごろ接して、必要な施設だと気づかされる。
美山では過疎と高齢化が進み、公共交通機関が少ない。
受診が困難な場合は無料送迎がある。
急患もできるだけ受け入れ、老健や通所リハビリ、専門外来もある。」
「老健は絶対に必要」
「入院病床があることで救急を受けられ、救急車のたらいまわしも防げる。今後も欠かせない」
と話され、今日まで献身的に地域医療を守っていただきました。

今回、南丹市長は医師の体調不良を原因として休止としています。とんでもありません。
現場の努力に応え、京都府が医師確保の責任を果たし、地域住民の命を守るべきです。
頑張ります。