こんにちは島田けい子です:2021年7月25日号

◆五輪より、命が大事!一緒に声を上げよう! 日本共産党京都府議会議員団 街頭救援募金に取り組みました。

 7月6日、6月定例議会が閉会しました。
 7月15日には、烏丸御池で日本共産党京都府議会議員団全員で熱海市土石流災害の被災者救援募金に立ちました。若い方たちが、たくさん募金に協力いただきました。
 今回の土石流災害は、人災の様相を呈する事態ですが、京都府内でも建設残土の盛り土等による危険個所の総点検を求めています。
 そして、北陸新幹線延伸計画に伴い発生する880万立方メートルとも言われる膨大な掘削残土の処理についても関心が高まっています。自然環境を壊し、災害を広げ、暮らしを脅かし、自治体財政を壊す無謀な計画はきっぱりと中止すべきです。ご一緒に声をあげましょう。

 さて、定例会最終日には、JR西日本によるコロナ禍での経営難を理由にした減便の提案に対し、
「京都府域の活性化に向けた地域鉄道の維持・充実を求める決議」
を上げることができました。財政難だと減便しながら、大赤字を出している新幹線だけは何が何でも作るというやり方にも批判の声が上がっているところです。
 他にも
「すべての建設アスベスト被害者の早期救済・解決を求める意見書」
「コロナ禍で影響を受ける中小企業、個人事業主、働くひとたちへの経済対策・緊急支援対策を求める意見書」
を全会一致で可決しました。これも画期的な出来事です。

 また、日本共産党議員団として、「東京オリンピック・パラリンピックの中止を求める意見書案」、運転から40年を経た美浜原発3号機が6月23日に再稼働されて今後も高浜原発1・2号機の再稼働が狙われるなか、「老朽原発の再稼働の中止を求める意見書案」を提案。さらに「沖縄・辺野古米軍基地建設における戦没者遺骨土砂使用に抗議する意見書案」、44団体から提出された「インボイス制度の実施延期・中止を求める請願」の主旨を踏まえた意見書案、「新型コロナウイルスワクチンの安定供給を求める意見書案」など9件の意見書案を提案しましたが、これらは残念ながら否決されました。

 

◆7月16日 京都府議会7月臨時会 開催されました

 7月16日に臨時府議会が開催されました。
 議案は、まん延防止等重点措置が解除される一方で飲食店等への時短要請を継続するための補正予算です。昨年の12月21日から始まった時短要請等で、京都市内の飲食店等ではフル営業できたのは2週間。その上、今回の協力金は最低25,000円に引き下げられ、
「今までなんとか持ちこたえてきたが、減額されたらもう廃業するしかない」
などの悲鳴が寄せられています。これまでのインバウンド偏重や消費税増税による景気悪化、格差と貧困の広がりに加え、長引くコロナ禍で、中小零細事業者は先行きが見えず、持ちこたえられない事態に直面しています。消費税減税を含む国の対策の強化を求めるとともに、京都府としても協力金の上乗せ、酒類販売事業者支援金の要件見直しや、あらゆる産業への真水の支援を強く求める意見を述べて、賛成をしました。

 

◆7月6日 福王子で早朝宣伝

 7月6日火曜日の朝は、宇多野学区後援会の皆さんと一緒に福王子交差点で早朝宣伝でした。
 高雄クリーンセンターの関係で配置されている交差点の警備員から、
「国道162号線周山街道方面から南下するトラックなどが、赤信号になっても交差点に侵入してくる。横断歩道は青信号で子どもたちが渡っているところに車が突っ込んで来て、危険。『赤信号は止まれ!』等の表示でもしてほしい」
と訴えがありました。
 さっそく、右京警察署へ現地調査と対策強化を要望しました。
 千葉での痛ましい事故もあり、通学路の総点検も始まっています。毎朝、見守りで尽力して頂いている交通安全推進委員の皆さんにも感謝し、お礼を述べて、街頭演説を終えました。

 

 

 

◆御室川堤防道路が陥没

 7月初めの大雨で太秦ライフ近くの御室川堤防道路が陥没しました。迅速な応急復旧とともに、本格的な改修を早期に行うよう求めています。
 右京区内の京都府管理河川は、時間雨量50ミリの河川改修計画さえ4割に届かず、大変遅れています。北陸新幹線より身近な河川整備等、防災対策の強化が必要です。

 

 

 

◆けい子の活動日記

 京都市の伏見区医師会が
「京都市のワクチン供給に対する抗議文」
を京都市長宛てに提出し、全国市長会でも新型コロナCOVID-19ワクチン供給をめぐり「迷惑」だとする意見が噴出したと報道されています。
 政府はドンドン射てと大号令をかけてきたのに、ここにきてワクチン供給を3分の1に減らしてきたために、現場は大混乱に陥っています。
 ワクチン接種の現場では、高齢者は7月末まで接種完了という政府の大号令のもと、例えば、とある医療機関では、元々ワクチンの予約が秋とされていた方へ、7月に接種できるよう医師体制を見直し、予約変更のお知らせを案内して、「いよいよ接種できる」となった時に突然ワクチンが来なくなったということで、延期のお詫びを連日行う事態となっています。
 ある医療機関では、電話がつながらない方を訪問してお知らせに回られていますが、玄関先で1時間も苦情を言われるなど、医療現場にさらなる矛盾のシワ寄せがのしかかっています。
 自治体職員さんは、徹夜で地区医師会と連携して集団接種会場など準備してきたのに、ファイザー社製とモデルナ社製のワクチンが来ないため、また計画の見直しを迫られたり、京都府庁へワクチン供給のお願いに来られたりと、これまた大変です。
 新型コロナCOVID-19ワクチンの安定供給の責任を果たし、自治体や住民に正確な情報提供と説明、今後の目処を示すよう、共産党府議団から京都府に求めました。