委員会活動のまとめ
(1)今期1年間の本委員会の活動を終えての総括的な所感や意見、要望等について、各委員からの発言を本委員会の活動のまとめとすることが了承された。
また、「中間報告書(案)」については、発言の参考とするとともに、各発言については、「委員会活動のまとめ」として追加記載の上、次期委員会の6月定例会の委員会において、SideBooksに格納することが、了承された。
(2)委員会活動のまとめについての協議が行われた。
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◯森吉治委員 まずもって、磯野委員長、それから津田副委員長、増田副委員長、そして各委員の皆さんには1年間、活発な議論を通じて大変お世話になりまして、また運営にも御尽力いただきましてありがとうございました。また、事務局及び理事者、そして参考人の皆さんにも大変お世話になりまして、その点でも感謝を申し上げたいというふうに思っております。
大変幅広いテーマの委員会で、私も委員間討議や参考人からのお話、それから視察などを通じて視野を広げることができましたし、認識を深めることができました。その点でもありがとうございました。その上で幾つか述べさせていただきたいというふうに思っています。
まず最初に、自然災害に対する防災・減災対策について、6月の委員会だったかと思いますけれども、府理事者の概要説明も受けて、理事者とのやり取りや委員会討議を行うことができまして、大変有意義な議論ができたのではないかというふうに思いました。その際に私のほうから、昨年度調査された花折断層の被害想定なども踏まえて、民間も含めた新耐震や新・新耐震への対応とともに、災害対応の拠点になる京都府の振興局などの行政庁舎や、また学校等の教育機関の耐震化整備などについて質問もさせていただきました。理事者からは、それぞれの部局において耐震対策がそれぞれ進められているということで答弁もいただきました。私のほうからは、やはりトータルなところで、京都府が責任を持って施設の老朽化なども含めて現状把握がどうなのか、そしていつまでにどう耐震化や新たな整備をしていくのかというプランづくりとそれから実行を、改めて危機感を持って急いでいただきたいということも要請させていただきました。
今年度、様々な機会で府立大学や府立医科大学、府立病院の学舎や病院の整備の課題が幾たびか、再三議論をされてまいりました。2011年の包括外部監査で、例えば府立大学で言いますと耐震対応が必要というふうな報告も出されていますが、いまだに京都府のほうから整備方針も示されていないという現状もありますし、また各地方振興局の建物も大変老朽化をしておりまして、雨漏りなども含めて日常的に起こっているという話も聞いています。そういった点では、安心・安全な暮らしの基盤になるところにもなりますので、引き続きの課題としてこのテーマを重視していただきたいというふうに、まず思います。
それから、2点目は先ほど西條委員からも出ました委員会の管外調査で訪れた神栖市の防災アリーナについて、市民利用と防災というコンセプトで運用されていました。様々課題はあるというふうに聞いてはいますけれども、やっぱり整備の過程とかその内容などについては私自身も大変勉強になりました。
それから、12月議会の委員会でネット依存の現状と対策について参考人から教えていただきまして、問題提起として非常に勉強になったかというふうに思っています。特に行政の総合的な対策の必要性が浮き彫りになったというふうに私自身考えていまして、とかくするとデジタル化そのものについては、これをどう推進するのかという視点で物事を考えがちになるんですけれども、やっぱりネット依存の要因になるストレス社会そのもの、このストレスそのものをどう軽減していくのかということや、またネット依存やリテラシーに関わる教育、それから医療の分野での啓発や体制、そういったものについても整備をしていくことが大変重要だというふうに思いました。
また、オーストラリアなどで動きがあるネット規制などについて、日本の場合はどうしていくのかということなどについても、国全体もそうですけれども、やっぱり府政としてもそれぞれのところでの検討が必要になってくるんではないかというふうに感じました。
それから、HACCPについて、日本食品衛生協会の道野参考人から食品の安全とHACCPの制度化というお話の中で、これも理解を深められました。今後はHACCPの範疇にはなかなか入ってこないPFASですとか、それからゲノム編集食品など新たな課題に対応して、食の安心・安全の問題も深めていければというふうに思いました。
最後に、本特別委員会は感染症に備えた保健・医療・介護の体制の構築ということも調査課題の対象になっていました。今年度はこのテーマで言いますと、管外調査で千葉県の医療センターなどの視察はありましたけれども、理事者を交えた協議などについてはまだまだ十分持たれていなかったのではないかというふうに思っていまして、そういった点では、今、医療機関の経営が本当に厳しくなって、医師、看護師不足の中で病床の削減だとか、私が活動しています南区でも病床削減が進んでいるという現状もあって、危機感も地域ではあります。改めて、やっぱり安心・安全の基盤がそういった点でもかなり揺らいでいるというふうな現状もある中で、コロナの総括も含めてこの分野での調査・研究ということが引き続き行われるように要望もさせていただいて、1年間のまとめにしたいと思います。1年間、どうもありがとうございました。
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◯島田敬子委員 磯野委員長、津田・増田両副委員長をはじめ委員の皆様、事務局の皆様、そして理事者の皆様、大変お世話になりました。ありがとうございます。
たくさんの学びを得ました。私が特に印象に残った2つについて発言し、まとめといたします。
お話がありました12月定例会の、デジタル社会に対応した防犯対策及び教育の推進について、京都ノートルダム女子大学の神月先生をお招きして学んだテーマです。内閣府の青少年インターネット利用環境実態調査で、低年齢化が進んで子どものネット依存が広がり、いろいろな問題を生じていることは日々感じていただけにショックでした、衝撃でした。諸外国では既にSNSを通じた若者の自殺、あるいは性的搾取、フェイクなどの問題、さらにこの電子メディアの中毒性を指摘した勧告や提訴などが続いていること、子どもたちを守るための法整備も進んでいることを知りましたが、参考人からも子どもに対してはある程度線引きが必要などのお答えもございました。その折、事前学習で仙台市教育委員会と東北大学の川島先生のグループの調査結果なども学びまして、ネット習慣の強い子どもの脳の発達が阻害されていることや学力が下がっていることなど、日本のGIGAスクール構想以降の全国学力調査での負の相関関係も明らかになっていることも知りましたので、ICT教育の在り方等については本会議でも問題提起を行う質問をさせていただいたところでございます。
もう1つは、災害に強い地域づくりについてと避難所における良好な生活環境の確保についてです。京都府内における過去の災害について、また組織体制、防災計画などの危機管理体制、京都府における災害への備えと対応に関する取組をお聞かせいただき学びました。そして、今回は令和6年の能登半島地震に関する京都府の支援等の経験を踏まえて振り返ることができました。いろいろな取組、京都府の計画、施策、そしてその到達等についてもう少し突っ込んで深める議論が必要ではなかったかなと思っております。阪神・淡路大震災から30年、数々災害を経験してきましたけれども、能登半島地震では避難所の雑魚寝や冷たい食事、断熱性のない仮設住宅など、30年前と同じ劣悪な状況が繰り返され、災害関連死も増え続けているということで、政治の責任が鋭く問われていると実感をいたしました。当初予算案には、高い確率で予想される南海トラフ地震等の大規模災害に備えた対応力強化など、生活環境改善事業費、災害時の要配慮者支援体制構築が上げられまして、現在、要支援者の個別避難計画策定作業も続けられていると承知をしておりますが、これらの課題は私自身、これも医療的ケアが必要な方の避難対策等、そして個別支援計画の取組については体制も取っていただいて、引き続きの努力を求めたところでございます。ぜひとも御努力をお願いしたいと思います。そのために、京都府の職員体制も強化をしなければならないのではないかと思っております。
最後に、森委員も指摘をしましたように、安全・安心な暮らしのための基盤としては医療や介護の体制が今、大変危機的、崩壊の状況にあるということもあります。この点では、あまり議論を深めることができませんでしたけれども、できれば次の課題に上げていただきたいなと思っております。
以上、簡単ではございますが、まとめといたします。1年間、ありがとうございました。
