総選挙本番を目前にして、連日、政党の離合集散が続いています。2日で消えた党、5日で沈んだ党、新党の平均寿命は数ヶ月だとか。有権者置き去りの政党の離合集散には本当に呆れます。
政策をコロコロ変える無節操な野合にとどまらず、日本の進路を右へ右へと引っ張る重大な危険をはらんだ動きとして、石原慎太郎氏率いる太陽の党の日本維新の会への合流があります。党首になった石原氏は都知事時代にも
「日本も核を持たなきゃダメだ」
「日本が生きていく道は軍事政権を作ること。徴兵制もやったらいい」
などの発言をくりかえし、「命がけで憲法を破る」とも言い放ってきた人物。今回も
「日本は核兵器に関するシュミレーションをやるべきで、それが一つの抑止力になる」
と発言。維新の会の橋下氏も震災がれきの撤去が進まないことまで「すべては憲法9条のせい」と憲法を敵視してきた改憲派。そこへ持ってきて自民党が選挙公約に「国防軍」を明記する事態にまでになりました。そんな維新の会を第三極と持ち上げる連日の報道に、戦争を体験してきた方々から、
「徴兵制も敷かれかねない。本当に怖い。戦争への道への逆戻りはかなん。日本共産党に頑張ってもらわんとアカン」
と、強い危機感をもって訴えられました。
京都でも、現憲法の廃棄と大日本帝国憲法への回帰、日本の核武装を主張し、「家庭の崩壊は憲法9条のせい」とする自民党参議院議員や、大臣として改悪教育基本法を先導した自民党衆議院議員、大阪で悪名高い憲法違反の「3条例」を京都で制定することを目指して日本維新の会と協定した京都維新の会など、戦前戦中を想起させる政治家の台頭に対し日本の右傾化を憂い、その流れを止めることを訴えるという知識人アピールも発表されました。
平和憲法を破棄して、戦前に回帰し、戦争のできる国づくりを進めることは絶対に認めらません。
戦前戦後と命がけで侵略戦争に反対し、平和と民主主義のために頑張ってきた日本共産党の真価を発揮し頑張る時です。