久しぶりに早朝ジョギングに嵯峨野路へ。
広沢池をまわり、黄金色の稲穂が一面に広がった嵯峨野の光景を期待して走って行くと、なんと、稲刈りは終わりかけ、切り株からはひこばえが生えて地面は緑色。畔道のところどころにまんじゅしゃげの群生が色鮮やかに輝いていました。
このところ、議会質問準備で、ジョギングはちょっと休憩して、その時間を原稿書きにあてていたのですが、いやはや、季節の移り変わりは本当に早いものです。
すっかり顔なじみになった方々から「お久しぶりやねえ」と声をかけていただきました。皆さん、今日も元気にジョギングやウォーキングを楽しんでおられました。健康で長生きを願っていろいろな健康づくりに励んでいらっしゃいます。
さて、議会質問でも取り上げたのですが、長野県に原村という人口8,000人弱の村があります。長野県でも高齢者の就業率がナンバーワンの村です。お元気な高齢者が多いんですね。なぜか?今も65歳以上の高齢者の医療費な無料ですから、からだの具合が悪くなったら、お金の心配なく病院にかかり、すぐ治療してまた元気に農作業に励むことができるのですね。ちなみに、子どもの医療費も中学生以下無料、障害者やひとり親家庭も無料です。
かつて、京都府の蜷川知事が全国に先駆けて実施した老人医療費無料制度が、その後、国の制度になりましたが、全国の革新自治体がつぶされて、老人医療無料制度が廃止され、地方自治体の福祉もどんどん後退しました。
今では、住民税が非課税の高齢者からも介護保険料、後期高齢者医療保険料が死ぬまで天引きされ、払えないと住んでいる家まで差し押さえまでされる事態になりました。
結果はどうでしょうか。少々のことでは病院へかからず我慢するため 重症化して医療費が高くなり、寝たきりの人など介護が必要な方が増え続ける悪循環に陥ってしまっています。
原村は医療費が安く、結果 国保料も安い!こういう道こそ必要ですね。
戦後の焼け野原から大変なご苦労をして、地域の復興のために家族のために頑張ってきた皆さんに感謝をし、お金の心配なく安心して医療が受けられる、当たり前の社会へ変えなければなりません。