9月16日の午後、キャンパスプラザ京都で開催された、『「骨格提言」から1年 権利守れる障害者法を!』と題して、障害者自立支援法に異議あり!応益負担反対実行委員会主催の集会に参加させていただきました。障害種別を超えて、当事者や家族や支援者、専門家など会場あふれる140人もの方が参加されていました。
社会保障・社会福祉を良くする運動団体は数多くあるけれど、当事者の参加で、日本で一番、世界で一番、先進的で元気な運動をつくってきた皆さんの頑張りに圧倒された集会でした。
2005年のこと、障害をお持ちの方が生きていくために必要な生活支援などを「利益」と称して利用料の負担を求める「応益負担」が課せられた「障害者自立支援法」。
2008年には、障害者は保護の対象でなく、権利をもった人間である!金ないもんから金とるな!と、障害者自身が応益負担の社会的不合理性と違憲性を訴えてたたかった「応益負担違憲訴訟」。
これらの運動の中で、障害当事者や家族の代表、事業者や支援者、学識経験者、自治体首長など55人の1年半に及ぶ意見交換を通じて合意形成がなされ、まとめられたのが「骨格提言」です。
その目指すものは「必要な支援を受ける権利を確保する「障害のない市民との平等と公平」、すべての障害者を対象とする「谷間や空白の解消」、市町村の財政力などによる「格差の是正」、社会的入院等の「放置できない社会問題の解決」、障害程度区分の廃止など「本人ニーズに合った支援サービス」、これらの実施のための「安定した予算の確保」を挙げておられます。
今年6月に十分な審議もなく、また、障害当事者の声を無視して成立させられた「障害者総合支援法」。民主党政権には裏切られたけど、あきらめずに頑張ろう!骨格提言を生かした障害者総合支援法をつくろうと意気軒昂なみなさん。たくさんのことを学ばせていただきました。府議会でも頑張らなくては。