台風7号で被災した綾部、福知山へ。
地元の方の案内で、倉林明子参議院議員・山内健中丹地区委員長・綾部市議会議員団・福知山市議会議員団とともに調査、聞き取りを行いました。
綾部市物部下市地区では、府の一級管理河川である犀川の溢水で大量の土砂を含む泥水が床上まで流れ込み、住民の方が家族ぐるみで後片付けに追われていました。
5年前にも同様の被害に見舞われた際、堤防の嵩上げなど要望していたものの、抜本的な改善がなされず、今回の事態を招いており、新しく架け替えた橋の橋桁が逆に河川の流れを妨げていた現状も。
抜本的な堤防の改修へ専門家の知恵も入れて緊急の整備が必要です。
綾部市志賀郷や福知山市大江蓼原地区の土砂災害現場でも懸命の土砂などの撤去作業が行われていました。
今回の災害の特徴は山が大規模に崩壊しており、大量の土砂や瓦礫とともに杉などの大木も根こそぎ大量に倒れて人家に流れ込んでいる事です。
撤去作業中の被災者からは、撤去した土砂や流木の仮置き場を緊急に確保する要望が出されました。
通常の河川の浚渫要望ですら、地元で置き場を確保しなければできないと京都府の土木事務所から言われたという声もあったほどです。
災害ゴミの回収やボランティアの支援などは準備は始まっていました。
帰り道の集落では、
「介護が必要な高齢者が孤立集落に取り残されている」
「食糧を届けるなど対応や早期の道路の土砂の撤去などが行われないと救急車も入れない」
との緊急要望も出されました。