9月4日 南部豪雨災害調査 城陽市・宇治市炭山地区、弥陀次郎川、志津川等現場調査に伺いました。「20日も経っているのに、二次災害を防ぐ対策は何もない」と怒りの声!

9月4日、党府議会議員団として、再度の府南部豪雨災害の被災現場調査に城陽市域、宇治市域に入りました。

城陽市寺田の東部コミセンの調整池から溢れた水が民家へ流入した現場、そして、文化パルク城陽付近の浸水箇所などを調査しました。

JRの線路などがネックになって、排水路である都市水道が狭隘になるなど、都市開発と下水道の構造上の問題があると感じました。にもかかわわらず、市は何ら民家への被害への対応をしていません。

宇治市では志津川、天井川である弥陀次郎川の決壊場所、一時孤立した炭山地区などを調査しましたが、あちこちで山腹が崩壊し、流れ込んだ土砂や流木が川をせき止めたままであり、大変な惨状でした。

府道二尾小幡線は何箇所も土石流で埋まったあとがあり、炭山地区では、土砂で埋まったままの民家が放置されたまま、二次災害の危険性もあります。地元の建設業者がボランテイアで土砂の撤去などにあたられたそうで、行政の専門的支援が大変不足していると実感しました。

夜中に、裸足で逃げだして一命を取り留めた方のおうちは土砂で埋まったまま、手のつけようもありません。しかし、行政は、民地にかかる民水なので、なんの手立ても取れないと。

現場で陣頭指揮あたっておられる区長さんからは「災害後、20日も経つのに、二次災害を防ぐ具体的手立ても示されていない」と怒りの声が出されました。

現地には馬場府議がいち早くボランテイアに入っていましたが、それらの経験や2度の調査も踏まえて、第二次の京都府への要望を行いました。

弥陀次郎川の上流域の山が崩壊し、流木や土石流が堆積している状態が続いており、早急な改善が求められる箇所が何箇所もあります。

一次産業衰退による山の荒れ、ゴルフ場や宅地開発のあり方、都市排水や下水道などまちづくりのあり方など多方面から検証が必要です。