山陰海岸ジオパークのとりくみと公立豊岡病院ドクターヘリの調査へ――関西広域連合特別委員会調査

特別委員会政務調査で、兵庫県議会、鳥取県議会、新温泉町山陰海岸ジオパーク館と公立豊岡病院をお訪ねし、ドクターヘリ事業や山陰海岸ジオパーク活動について視察をさせていただきました。

新温泉町ジオパーク館館長さんのお話は圧巻でした。かつて大陸の一部であった日本列島が2000万年ほど前から大陸と別れ、日本海ができたそうですが、山陰海岸ジオパークには、日本海ができはじめ、現在に至るまでの、さまざまな地質や地形が残されていることを知ることができました。

山陰海岸ジオパークは2010年10月に世界ジオパークネットワークに加盟されており、その活動については4年に1回評価されるのだそうです。

わが京都の丹後半島もそのエリアにありますが、認識不足でした。京都府としもこの取り組みをしている京丹後市を応援していただきたいと鳥取県の担当者から要望も頂きました。

ただ景色がきれいだけではなく、まさに「地形・地質の博物館」ともいうべき海岸線を眺めながら、今も4つのプレートがぶつかり合い、その巨大なエネルギーが地殻変動を起こし続けている日本列島に、やはり、原発はあってはならないと痛切に感じました。写真は浦富海岸です。