日本共産党京都府会議員団:議員団ニュース 2023年1月10日号

――運動と論戦の大きな成果!――

◆ゼロゼロ融資の借り換えが実現! 追加資金の借り入れも可能!!

この度、京都府の実施する『伴走支援型経営改善おうえん資金』が拡充され、ゼロゼロ融資の借り換えに対応することになりました。
また、追加資金の借り入れも可能になります。

ゼロゼロ融資は、京都府では47,000件・1兆円に達しており、返済が始まるもとで3割の事業者が返済困難に陥ると言われています。
事業者の皆さんからは、
「景気が戻りきっていない中での返済は不安」
「めいっぱい借り入れて事業資金がない」
など、切実な声が寄せられていました。

共産党府会議員団では、京都の3つの信用金庫や保証協会と懇談を重ね、国政交渉や議会論戦で、別枠債務にすることや新たな融資制度が必要と、繰り返し要望してきたことが一定盛り込まれました。

必要なすべての人に届く制度となるよう、金融機関や保証協会の審査の柔軟化や、これまでと同じ条件での据置期間の延長、これまでの借り入れとは別枠で融資ができるよう引き続き奮闘してまいります。

 

【ポイント】

  1. ゼロゼロ融資を借り換えることが可能
  2. 併せて、追加資金の借り入れも可能
  3. 金融機関に積極的に中小企業の借換に対応いただけるよう、貸し倒れリスクを100%信用保証協会が保証する範囲を拡大
  4. 融資対象事業者の要件を拡充

 

●売り上げ減少要件 15%→5%
●利益率減少要件【新設】 ▲5%
※売上が落ちていなくても物価高騰などで利益が減少している場合にも対応

 

【制度概要】

  • 限度額 1億円
  • 融資期間 10年以内(据置期間5年以内)
  • 資金使途 運転資金、設備資金
  • 融資利率 1.1%
  • 保証料 0.2%〜1.15%
  • 制度開始 令和5年1月10日(火)から
  • 借り換えをした場合、据置期間を新たに5年以内で設定できます。