令和4年2月定例会 予算特別委員会当初予算審査小委員会 書面審査 人事委員会―2022年2月22日〜島田敬子府議の質疑応答部分

◯山本人事委員会事務局長  [※古林良崇府議(自民党)の質問に対して]総合土木職につきましては、募集人員も増えてきておることから、受験年齢を引き上げたりとかいろんな対策を取ってきているところではございますが、本年度からは他府県等との統一試験日だけではなく、それより先行して早い時期に試験を実施するということで、さらに多くの民間企業等が採用選考に実施しておられますSPI3という試験、あるいは専門試験に代わって専門性確認シートによる試験ということで負担軽減を図って、民間志望の学生さんですとか、他府県在住の学生さんも受けていただきやすいような試験内容にしております。さらには、専門性について、筆記試験だけでなくて、技術職員の面接を行うといったようなことで、優秀な人材の確保に努めているところでございます。
 ただ、この取組につきましては、今年度始めたところでございますので、もう少ししっかり周知すれば、さらにたくさんの学生さんに来ていただけるのかなというふうに思っております。オンラインの取組が中心になってきておりますが、令和4年度はさらに直接出向いて伝えるようなことも、コロナの状況を見ながら進めてまいりたいというふうに考えております。

◯島田委員  私からもお願いします。
 今、職員採用に関わってお話がありました。若い職員がせっかく職に就かれましても、この間退職をされている方が増えているとお聞きします。この数年間の状況、そして今年度の状況はどうでしょうか。

◯山本人事委員会事務局長  申し訳ございません。それぞれの職員の状況につきましては、それぞれの任命権者のほうで把握していただいておりまして、私どもで現状把握するというところには至っておりません。申し訳ございません。

◯島田委員  任命権者のほうにも伺いますが、採用にもいろいろ御苦労されて確保された職員が、辞めていかれる方が増えているということを伺っております。コロナ禍、厳しい職務環境あるいは在宅勤務などの影響もあって職場がぎすぎすしていたり、さらには悩み事があっても相談ができない、こういった原因などがあるのではないかと推測をします。状況、実態把握も含めまして、分析いただいて御検討もいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

◯山本人事委員会事務局長  職員が心ならずも仕事を辞めざるを得ないという原因としましては、メンタルヘルス等もあると思います。そういったものはケースごとに状況が異なりますので、なかなか特定は難しいかと思いますが、長時間勤務が心身や健康に影響を及ぼすとかということもございますので、そういった面では時間外勤務のさらなる縮減とか医師の面談、さらにはパワハラなどのストレスのない職場づくり、そういったものの早期の状況把握とフォローアップ、こういったことも大事だと思っております。任命権者が心の健康相談とかストレス調査なども実施しておりますが、私どもも職員の相談を受け付けておりますので、そういったところで丁寧に対応するように努めてまいりたいというふうに思っております。

◯井上委員長  残り3分です。

◯島田委員  令和3年9月の人事委員会の勧告で、今のお話にも関わる総勤務時間の短縮に向けて、事前命令がなされていない事例とか、人事委員会が定める上限規制を超えている例とか様々な例があって、改善状況を求めていらっしゃいます。この件については、時間がありませんので、後ほど数字で頂きたいと思いますが、委員長、いかがでしょうか。

◯井上委員長  正副委員長と相談の上、提出をお願いします。
 先ほど資料の提出だけを求められましたが、まずは理事者の答弁を求めたいと思います。
 理事者、答弁できますか。

◯山本人事委員会事務局長  質問をもう一度お願いできますでしょうか、すみません。

◯島田委員  令和3年9月の人事委員会勧告の中で、総勤務時間の短縮に向けていろいろな命令が出されております。数字も出ているかと思います。その状況を、勧告をいたしましたら改善されてなきゃいけませんので、その改善状況も含めてお知らせいただきたいということです。

◯山本人事委員会事務局長  時間外勤務の状況でございますが、任命権者のほうでもいろいろ取り組んでいるところではございますが、コロナ等もございますので、数字としましては昨年よりも1割程度増えてきているというふうにはお聞きしておるところでございます。

◯井上委員長  残り2分です。

◯島田委員  数字については、また資料を頂きたいと思います。

◯山本人事委員会事務局長  部局ごとの数字ということでしたら今お伝えできるんですが、それでよろしゅうございますでしょうか。

◯島田委員  後の資料で結構です。御配慮ください。

◯井上委員長  今答えていただいたんでは駄目ですか。

◯島田委員  5分しかありませんので、御協力いただきたいと思うんですけれども。

◯山本人事委員会事務局長  後ほど正副委員長に御相談させていただきます。

◯島田委員  先ほど、保健師の採用計画について、今年度3名増員ということもありました。しかし、定数を増やしましても、年度当初から欠員というふうなこともあったかと思います。事業の継承、そして迅速な対応からも、採用の在り方、時期を含めた検討が必要ということを昨年度の予算特別委員会、決算特別委員会で要望もしておりました。任命権者と検討するということだったが、いかがですか。

◯山本人事委員会事務局長  保健師の選考採用についてでございますが、昨年度は11月と2月で追加2回実施しているところでございますが、今年度は早期に選考試験を実施するということで、6月にということで例年よりも5ヶ月前倒しして実施したところでございます。さらに、11月にも2回目の実施をしておりますが、そこで昨年を上回る9名と4名の最終合格者を出しているところでございますが、さらにそこで辞退者が出ているという状況もございますので、さらなる募集につきまして任命権者と協議しているところでございます。

◯井上委員長  割当て時間が既に終了いたしておりますので、まとめてください。

◯島田委員  わかりました。
 今年度の人事委員会勧告でも、全ての職員がモチベーションを大いに発揮されて頑張れるような職場環境づくりに鋭意取り組んでいただくことを要望して、終わります。
 ありがとうございました。