平成27年9月定例会 決算特別委員会 討論・採決―2015年11月2日〜島田敬子府議の討論部分

付託議案

第8号│平成26年度京都府一般会計及び特別会計歳入歳出決算を認定に付する件
第9号│平成26年度京都府電気事業会計決算を認定に付する件
第10号│平成26年度京都府水道事業会計決算を認定に付する件
第11号│平成26年度京都府病院事業会計決算を認定に付する件
第12号│平成26年度京都府工業用水道事業会計決算を認定に付する件

 

討論

◯島田委員  日本共産党の島田敬子です。
 ただいま、議題となっております議案5件について、第8号議案「平成26年度一般会計及び特別会計歳入歳出決算を認定に付する件」及び、第10号議案「京都府水道事業会計決算を認定に付する件」について反対し、他の議案に賛成する立場から討論いたします。
 まず、第8号議案ですが、反対の第一の理由は、戦争法や米軍Xバンド・レーダー基地建設、消費税増税等強行を初めとした安倍政権の暴走に対し、府民の代表として、対決しないばかりか、推進する態度をとってきたからです。
 第二は、自治体の在り方を大きくゆがめてきているためです。その一つは、自治体の「解体」、「あっせん会社化」ともいえるような段階まで、変質をしてきているという点です。二つには、アベノミクスに追随した財政運営により、府民や職員に矛盾やしわ寄せを強いていることです。三つには、地方創生を旗印に、基礎自治体と地域を切り捨てる施策を本格的に進めようとしていることです。四つには、北山文化環境ゾーン、府立総合資料館に続き、亀岡サッカースタジアム建設に見られるような府民や議会に情報を隠しながら、住民の意見や批判的声に耳を傾けないトップダウンの府政運営が行われていることです。
 第三の理由は、特色化などを名目に、あらたな高校統廃合の急激な動きが進められようとしていることです。
 以上の理由から、第8号議案に反対です。
 次に、第10号議案について、乙訓浄水場系、木津浄水場系の料金引き下げが一部実現したものの、高い水道料金の要因となっている過大な受水市町村への供給水量の見直しを行わず、いわゆる「カラ水」料金の押しつけが続いており反対です。
 以上で討論を終わります。

 

採決

 初めに、第8号及び第10号の議案2件について、挙手採決の結果、賛成多数により、いずれも認定された。
   なお、上記2件の議案について、少数意見が留保された。
   (留保者…島田委員、賛成者…馬場幹事)
 次に、第9号、第11号及び第12号の議案3件について、挙手採決の結果、賛成全員により認定された。