府議会本会議一般質問 国保「都道府県一元化」問題で質問しました。

府議会定例会本会議一般質問に立ちました。

今年も府内各地で、国保料(税)や介護保険料、住民税の負担が増したことで悲鳴があがっています。

年金も給与収入も減り続ける中、保険料だけが上がり、払えない人が増え続け、窓口負担が高くて病院にかかれない深刻な事態が広がっています。

所得が少ない年金生活者や失業者が多く加入する国保はそもそも適切な国庫負担なしには成り立たない制度であるのに、自公政権は国庫負担を減らし続け、保険証を取り上げたり差し押さえを強化した結果、保険料はさらに上がり、国保の収納率が下がり、財政が悪化し、低所得者を医療から排除する悪循環を繰り返してきました。

民主党も野党時代に「9,000億円の国庫負担増」「保険証取り上げの是正」の公約を投げ捨て、代わって「国保広域化」路線を強硬に進めています。

全国知事会や全国の市町村から、国に対し国庫負担の増額を求める声が出されていますが、国庫負担は増えず、逆に、市町村が一般会計からの繰入れを行って、保険料を抑制するやり方はやめよと圧力をかけ、保険証取り上げをやれと号令をかける始末です。

山田知事も全国の中で突出して「国保広域化」を推し進める強力な役割をしてきたことに対し、その責任は重大だと指摘しました。

貧乏な国保が寄せ集まっても解決にはならない。市町村の国保の深刻な実態を解決するためには、かっては医療費総額の50%を超えていた国庫負担を、元に戻すことが必要であり、それなしでの「都道府県一元化」を強制する国保法を見直すよう、国へ協力に求めよと迫りました。

理事者は「国に対して財政責任を果たすよう引き続く強く求めるとともに、財政運営の都道府県一元化は円滑に進める」との答弁にとどまりました。