「稼動ゼロ」から「原発ゼロ」へ! 大飯原発3・4号機 再稼働問題 「現段階で賛成できない」と理事者が表明!府議会全員協議会、常任委員会で質問に立ちました。

5月22日から、京都府議会臨時会が開会されました。

議会の人事案件が中心ですが、日本共産党の提案により、本会議終了後、大飯原発再稼働問題と、この夏の電力問題で全員協議会が開催されました。

日本共産党からは加味根府議、浜田府議と私、島田が質問。

重大案件なのに府民のみなさんには開かれず、マスコミへの公開にとどまったことは重大です。23日には常任委員会、24日には特別委員会が開会され、担当委員会の場で引き続き審議が行われました。

京都新聞が「自民・民主に肯定論も」と報道したように、自民党議員からは
「節電であるとか医療対策によっては医療のところで命を落とされる方も出る、海外に企業が出て行く、中小企業の仕事がなくなって自殺者が出るかもしれない。」
「原発を再稼働させて安定的な電力の供給をしてほしいというような声が経済界から出ている。そのような要望にも応えてほしい。」
の発言があり、民主党も「府が了解するなら再稼働は必要」との立場を表明しました。

府議団の3人は、原発の再稼動がいかに無謀かについて、質疑を通して明らかにしました。

野田政権が示した原発再稼働への安全に関する判断基準は、福島原発事故の原因究明による科学的知見に基づかない単なる政治判断であること。津波対策では原子炉建屋の浸水対策もまともになされておらず、防潮堤のかさ上げや免震事務棟もなし、原発災害に対する住民避難計画やヨウ素在の配布計画など防災計画もできていないこと、原子力規制機関も作られていないことなど指摘しました。

常任委員会での私の質問に対し、危機管理監は「現段階では、再稼動に賛成できない」と表明をしました。

府民の運動と日本共産党の論戦が 府政を大きく動かしていることを実感します。

みなさん、引き続き頑張りましょう。