6月定例会もいよいよ最終日。閉会本会議で「原発からの脱却と自然エネルギーンの飛躍的普及を求める意見書」を提案します。さてさて、各会派は?

6月定例府議会もいよいよ閉会日を迎えました。

東日本大震災から4ヶ月 福島第一原発事故の収束の見通しもたたない中で京都にも多くの被災者が避難をされてきていますが、党府議団はそうしたみなさんの思いに心を寄せて、防災対策の強化や被災者救援、深刻な打撃を受けている京都経済への手立てや府民の暮らし応援へ、 論陣を張り頑張ってきました。

うれしい報告がひとつ。府営住宅に避難をされている方へ、今週からエアコンが設置されるようになったことです。また、府職員労働組合のみなさんが訪問相談活動などを通して被災者が京都で定住することとなり、就職が決まった方もあるとのこと。救援・復興活動へ、引き続き頑張らなければなりません。

さて、午後からの最終本会議で「原発からの脱却と自然エネルギーの飛躍的普及を求める意見書」を提案します。他会派のみなさん、ぜひ賛同をお願いしたいのですが、どうなることでしょう。

7月2日、東京明治公園で行われた2万人の緊急行動で福島の人たちの訴えや、千葉で農業を営む青年が「東日本大震災で4代にわたって作ってきた農業の礎を失い、福島第一原発事故で故郷を追われた。僕が被災して見た光景は人間が人間らしく生きることも、人間が人間らしく死ぬこともできない地獄でした」との訴えには胸が締め付けられました。

「原発さえなければ」と書き残して命を絶った酪農家をはじめ多くの自殺者がでていますが、放射能の被害が地域を破壊し、生きる希望を奪い続けています。子どもたちの未来のためにも原発は絶対にやめさせなければなりません。

今議会で党府議団は、「原発ゼロへ政治決断を行い、期限を決めて原発をなくすプログラムをつくり、自然エネルギーの本格的導入へエネルギー政策の転換」を求めよと山田知事に迫りましたが、知事は「縮原発」にとどまり、原発依存は続けるという「ベストミックス論」の立場から抜け出せないままです。おりしも九州電力やらせメール事件でまたまた政局は大波乱。電力会社にも政府にも大きな怒りと批判がひろがっています。がんばります。