こんにちは島田けい子です:2021年10月17日号

◆『香害』京都府は対策を 窓口設置、実態把握など化学物質過敏症に苦しむ府民らが府に要望・懇談

近年“香りが続く”“臭わない”などの触れこみで宣伝されている柔軟剤や合成洗剤などの香り付き製品から揮発する化学物質を吸い込むことで、頭痛や吐き気・目まいなどの『香害』とも言える健康被害を訴える化学物質過敏症の人が増えています。京都府在住の同症に苦しむ人々が9月9日、京都府に対策を求め、懇談しました。

こうした化学物質過敏症に苦しむ人たちの声を受けて、京都府議会本会議及び府民環境厚生常任委員会で質問しました。

日本消費者連盟などの市民運動もあり、消費者庁や厚生労働省・文部科学省など5省庁が連名で、啓発ポスターを作成していることも明らかになりました。

『香害』や化学物質過敏症の問題はまだ多くの人々に知られていないことから、まず第一歩として、これらポスターを活用した啓発を進めること等の答弁がありました。

『香害』を契機に化学物質過敏症が発病し、 日常生活に大きな困難をもたらされている人もたくさんいらっしゃいます。

引き続き、取り組みます。

 

北陸新幹線延伸計画は中止を!大型開発よりコロナ対策!府民の命を守れ! 府市民総行動 府庁門前宣伝

9月29日は府市民総行動実行委員会の京都府庁門前宣伝が行われました。北陸新幹線延伸計画は中止を!大型開発よりコロナ対策!京都府民の命を守れ!中小業者の声、医療の仲間の声、そして、苦しい生活に喘ぐ女性の声など切実な訴えがありました。

北陸新幹線延伸計画に前のめりの西脇府政ですが、先日は南丹市長が、
北陸新幹線計画はメリット無し。住民に迷惑かける残土処理は反対」
と表明する等、自民党の中からも反対の声が出始めていますが、京都府議会で正面からこの問題を取り上げているのは、日本共産党だけです。

京都市は財政難を理由に、敬老乗車証や保育料・学童保育料の値上げ、国保料の値上げなど負担を市民に押し付けようとしています。大型開発より、市民の暮らし・命を守れ!ご 一緒に声をあげましょう。

北陸新幹線残土処理がどうなるか住民の不安が一気に高まる中、丹波広域基幹林道の旧京北町域の現状を調査しました。数年来の豪雨で盛土や切土の斜面がいたるところで崩落し、道路損壊もあります。

写真は小塩川上流の修復工事箇所の大規模な盛り土区間です。

 

 

◆けい子の活動日記

実りの秋、新米がおいしい季節です。しかし、農家は収穫を喜ベない事態に追い込まれています。

今年は、コロナ禍による需要減で米価が大きく下落し、生産原価を割り込む事態になり、米作農家が重大な危機に立たされているのです。

京都でも農協の買い取り価格が昨年に比べて1俵で3,000円近く下落しており、
「機械代の返済や肥料代の支払いができない」
「このままでは米作を続けられない」
との悲鳴が上がっています。京都府議会9月定例会には、政府と京都府独自の対策を求める農民連の請願が提出されました。

日本共産党京都府議団はこの請願の採択を呼びかけ、代表質問等でも取り上げました。請願は不採択になったものの、京都府は、10月6日の本会議に補正予算を追加提案し、「『京 の米』流通促進緊急対策事業」として1億円を計上し、即日可決されました。
「外食需要の長期低迷により、全国的にも、府内産米価も下落し、米生産の継続が困難な状況となっていることから、販路開拓や販路先確保の取組等について幅広い稲作農家を緊急的に支援する(京都府説明)」
というもので、共産党府議団は農家への直接支援が必要と指摘し、制度の弾力的運用と周知徹底で幅広い農家が利用できるよう求めました。