◆日本共産党府議会報告
これまで自民党政治が進めてきた際限ない医療・社会保障費の削減の削減の下、住民負担増や病院の統廃合・病床削減などがCOVID-19(新型コロナ感染症)への対応をきわめて困難なものとし、医療崩壊の危機を招くとともに、人々のいのちと健康を脅かしています。
コロナ後の社会では、新自由主義から抜け出し、自己責任でなく、いのちを守るケアに手厚い社会をめざし、幅広い共同を広げて頑張ります。ご一緒に力を合わせましょう。
いのちを支えた情熱で、府政改革に全力!
◆《地域の命綱》美山診療所の入院病床、老健施設等、医療機能の維持へ府の支援を
南丹市美山町で唯一常勤医がいる「健康会美山診療所」。南丹市が2021年度から直営化するにあたって病床や老健施設を廃止する方向を打ち出したため、地域住民から
「体制縮小は住民のいのちと健康を切り捨てるもの」
と怒りが広がりました。美山の医療を守る署名は、住民の6割にも達しています。
私、島田けい子府議は、
「美山診療所は過疎・高齢化が進む美山の命綱」「現在の医療を守れ」
と議会質問を重ね、決算特別委員会でも、医療切り捨てではなく現在の医療機能を維持できるよう、京都府の支援を求めました。理事者は「南丹市が決めたら、必要な支援を行う」と答弁しました。
◆老朽原発 高浜1・2号機の再稼働やめよ! 知事はきっぱり反対を!
関西電力は2020年9月18日、原則40年の運転期間を超えた美浜3号機、高浜1・2号機について、安全対策工事が完了したと報告。美浜3号機を2021年1月、高浜1号機を3月に再稼働しようとしています。福島原発事故後に「原則40年、最長で20年延長」のルールができてから初の事例となります。
運転開始後40年を超えた原発は、高温・高圧下で大量の中性子にさらされ、交換することができない圧力容器など原子炉本体が脆弱化しており、重大事故の確率と危険度が急増します。40年未満の高浜3・4号機においても、蒸気発生器伝熱管の損傷事故があいついでいます。
人のいのちと尊厳をないがしろにする原発の延命を許してはならないと迫りました。
日本共産党府議会報告
コロナ第3波 いのち守り、生業と地域を支える府政へ
COVID-19(新型コロナ)の影響が長引くなか、政治のあり方、そして地方自治体の役割が問われています。「待ったなし」の実態に向き合い、要求に基づく共同を広げながら、府民が主役の府政を求めて奮闘中です。
◆誰一人置き去りにしない! ハローワーク前で相談&アンケート
各地のハローワーク前で、街頭労働相談とアンケートを行ってきました。
「派遣切りにあった」「ホテルの業績悪化で休業中」「3月からずっと求職中」
などの切実な訴えが寄せられています。
いまこそ「公助」の出番。独自の相談活動を進めつつ、国と府に緊急の対策を求めています。
年末年始、営業短縮に協力した京都市内の飲食店には協力金が支給されることになりました。
―暮らしと生業への支援をさらに―
- 給付金の要件緩和と複数回の支給
- 生活福祉資金の追加の貸付
- 地元企業の仕事づくりなど雇用確保策
- 身近な相談体制の確立と住居支援
- 消費税の緊急減税
などを求めています。
◆北山エリア 大規模開発やめ、暮らしと住環境守れ
コロナ禍の中でも、京都府は北陸新幹線延伸など大型開発を進めようとしています。新たに浮上したのは、京都府立大学・府立植物園などがある「北山エリア」の整備。
1万人規模のアリーナ、ホテル等併設の複合劇場など「賑わい施設」を建設し、民間企業の儲けの場に変質させようという計画が、大手コンサルティング会社主導で具体化されようとしています。
府立大学・植物園等の関係者や地域住民と一緒に、
「閑静な住環境を守ってほしい」「府立大学の耐震化こそ急ぐべき」
と声を上げ、抜本的な見直しを求めています。
◆全会一致で30人学級求める意見書
少人数学級を求める「教育署名」16,352筆が提出され、共産党府会議員団全員で受け取りました(2020年12月8日)。こうした世論と運動の広がりが、画期的な意見書採択につながりました。
◆経済再生へ共同広げて
「京都北部・経済再生を語り合う集い」に、海の京都DMO社長、宮津商工会議所会頭、伊根町商工会長などの方々も参加して、活発な意見交換を行いました。「経済再生に党派は関係ない」など、想いを共有することができました。(2020年9月22日)