こんにちは島田けい子です:2020年6月28日号

◆6月定例会開会中です。分断ではなく繋がる力で、「コロナ禍」誰一人見捨てない府政を!

6月11日から30日まで、6月定例府議会が開会中です。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の拡大の下で、国民の生命と健康を守るために奮闘されている医療・介護労働者のみなさんから
「医療機関、介護施設・事業所の大規模な財政支援を求める請願」
国民救援会からは
「再審法(刑事訴訟法再審規定)改正を求める意見書」
を要求する請願書が、共産党議員の紹介として提出されました。

また「高等教育無償化プロジェクトFREE京都」のみなさんが、
「新型コロナウイルス感染症拡大により被害を受けた青年・学生に対する追加支援を求める陳情書」
の提出のため、各会派へ要請に回られました。陳情書では、京都府としての学生実態調査、SNS等を活用した相談窓口の開設、学生支援緊急給付金を補完する制度の創設、アルバイトができなくなった学生への支援、学生に対する家賃補助制度、学びの環境の確保、などを求めています。

さらに、
「最低賃金引き上げに対応した中小企業支援策の抜本的改善を求める陳情」

「京都こども文化会館閉鎖方針の撤回・施設存続を求める陳情」
なども寄せられました。それぞれが切実な請願にもかかわらず、紹介議員になったのは日本共産党府議団だけのようです。しっかり審議をして、要望の実現に全力を挙げます。頑張ります。

 

◆特別支援学校の一斉休校について、子供たちの立場に立った検証を! 医療的ケアを必要とする重度心身障害児者に支援を!

6月定例会本会議一般質問に立ちました。新型コロナ感染拡大によって特別支援学校が突然に休校となり、子どもたちや保護者に大きな影響をもたらしています。学校再開にあたって、現場の課題は何か、京都府北部の与謝の海支援学校や、休校中に児童生徒を受けいれた地域の放課後デイサービス、日中一時保護事業所を訪問して実態調査を行い、その調査に基づいて質問をしました。

特別支援学校や障害福祉事業所では、
「感染の不安があっても、必要とする人たちの支援を途切れさせてはならない」
とマスクや資材が不足する中、感染の不安を感じながらも子どもと保護者を支えていました。寄宿舎利用の子どもの中には、丹後半島の各地から保護者の車の送り迎えで2時間もかけて週に2回、事業所を利用した子どももいます。生活リズムがすっかり壊れた子どももいます。

一方、障害児者を支援する事業所では、自粛などの影響で収入が減少するにもかかわらず、持続化給付金や府の補助金の対象にもならず、事業所運営に大きな支障をきたしています。感染拡大の第二波・第三波に備えて、子どもの立場に立ってしっかり検証をすること。同時に、障害児者の福祉事業所が安定的に運営できるよう、必要な支援を行うよう求めました。また、
「医療的ケアが必要な重度心身障害児者のための医療機能があるショートステイや入所施設を京都府北部に作ってほしい」
との長年の保護者の要望をはじめ、重度心身障害児や保護者への支援について、質問しました。
詳しくは議会報告をご覧ください。→令和2年6月定例会(第6号)- 2020年6月22日

 

◆けい子の活動日記

6月定例会が開会中です。本会議の代表質問では、どの会派でもCOVID-19(新型コロナ)対策に議論が集中しています。共産党からは馬場紘平府議が質問に立ち、新型コロナの影響で、中小零細企業が倒産や廃業に追い込まれる危機に直面している事態や、医療体制の崩壊の危機、大学で4人に1人の割合で退学や休学を考えている学生の実態など、府民の声を踏まえた指摘をし、緊急対策を実現するよう迫りました。

また、保健所の統廃合や公立病院の廃止、職員の大幅削減などを進めてきた府政を批判し、こうしたやり方を止めて、PCR検査体制を充実するために保健所の再配置や増員を求め、公立・公的病院でのベッド数の削減縮小計画を中止するよう国へ求めよと迫りました。

経済対策では、緊急の消費税減税を国へ求めること、インバウンド中心の観光経済対策を転換することや、北陸新幹線延伸などの大型開発を中止するなど、政治のあり方、府政のあり方を問いただしました。

COVID-19(新型コロナ)対策については連日にわたって要望が寄せられています。共産党府議団としてSNSを利用したアンケート調査にも取り組み、対策に役立つ制度をわかりやすく紹介する動画をYouTubeで配信(共産党京都府議団Channel)しています。ぜひ皆さんも、忌憚ないご意見やご要望をお寄せください。国会・府議会・市町村議会と連携し、一歩一歩、要求を実現しています。国民の声が政治を動かすことを実感する毎日です。頑張ります。