◆日本共産党府議団、『新型コロナウイルス感染症対策本部』を立ち上げ
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)が全国で広がり、京都府でも感染症指定医療機関でもある福知山市立病院で感染者が出るなどの緊急事態となっています。右京区役所職員にも感染者が出るなど、今後も予断を許さない状況が続いています。日本共産党の京都府会議員も議員団をあげて感染防止対策等の充実を求めるとともに、各分野の緊急実態調査を行うことを決め、1月末には知事宛てに緊急要望を行いました。
- 京都府民・事業者・医療機関等への正確かつ迅速な情報提供
- 感染症防止対策の強化のための検査や相談をはじめとした体制の強化
- 医療・介護施設等で品薄となっているマスクや消毒液などを確保する資機材の充足
- コロナ禍で困窮する府民や事業者等への緊急融資制度の周知徹底
この他、様々な措置など万全な対応を要望しました。
そして、京都府保険医協会や民医連事業所などからは、マスクや消毒用アルコールが不足するなど切羽詰まった声が出されました。当初は府に備蓄されているものは現場活用分にとどまるとしていた京都府が、その後の調査で、東日本大震災等で保管されていた物が90万個あり、点検したうえで現在でも使用に耐えられる8割近くのものを医療・介護施設に配布することとなりました。現場の皆さんの声が政治を動かしています。
2月定例会本会議開会日には、売り上げ減少の中小企業への、新たな融資制度を含む補正予算が提案され成立しました。観光客の激減による旅館や小売業などインバウンド関連産業、アジア各国との流通を行っている中小企業の受注減など、不況の深刻さは増しています。さらに、内定取り消しや便乗解雇など働く人々への雇用の影響も出はじめています。
引き続き、府民の皆さんの声を聞き、必要な実態調査を進め、国及び府に対し、予算の確保と抜本的対策の強化を求めていきます。
◆いのちの砦である公立・公的病院の再編統合押しつけをやめ、地域医療を守ろう! 美山診療所の医師確保、へき地医療の充実を!
2月定例会本会議一般質問に立ちました。美山診療所については、南丹市が、医師確保や安定的運営のために市直営とする方針を出したものの、入院病床の休止や老人保健施設など介護事業の他法人への移管など、現状の医療や地域包括ケアの体制が崩れかねない事態となっています。住民からは
「財政難で美山の医療を切り捨てるな!」
との声が上がっています。京都府として、医師の確保や必要な財政支援を求めました。知事は、「南丹市の意向を踏まえ必要な支援をしていく」と答弁しました。
新型コロナ対策でも、感染症指定医療機関の役割を担う、公立・公的医療機関の役割の重要性が日々明らかになっています。縮小再編は許されません。頑張ります。
詳しくはこちらを→『令和2年2月定例会(第5号)- 2020年2月21日』
◆京都府民の要望に応える共産党府議団
府議会報告・要求懇談会で住民から要望のあった、常盤野学区下立売通(西町付近)側溝の改修と、丸太町通の歩道の側溝の溝蓋がガタついていることについて、関係部署に改善を求めました。具体的に要望があった箇所30mについては、隙間に木を挿入するなど応急的な当面の改修が完了しました。
◆けい子の活動日記
夜も更けて、活動報告ニュースを作っていると、うれしいニュースが飛び込んできました。
笠置町長選挙で、共産党が自主的に応援した無所属新人の 中 淳志(なか・あつし)候補が、自民党・立憲民主党・国民民主党に推薦された候補を23票の僅差で破り、勝利を果たしたとの一報です。中候補は、補助金不正請求事件などの不正が相次ぐ町政の正常化と、住民の声が届く町政を作ろうと訴えてきました。このように、京都府南部でも大きな政治の変化が起こっています。
それにしても、この笠置町の選挙でも、西田昌司参院議員・前原誠司衆院議員・福山哲郎参院議員の3氏連名によるビラが撒かれていたとか、大山崎町長選挙と同じようなことが行われていたのです。国政では野党共闘へ真摯な努力が積み重ねられているだけに、前原・福山両議員の行動は残念ですね。
さて、京都府議会2月定例会も最終盤を迎えています。COVID-19(新型コロナウイルス感染症)が広がり、24時間体制で府民の相談対応にあたるなどの緊急事態の中で、議会としても審議時間を短縮するなどして行政に協力する一方、立法機関である府議会として、COVID-19(新型コロナ)対策の強化を求める決議を可決し、定例会最終日には国への意見書を上げる段取りで調整を進めています。
今回の問題は、党派を超えて取り組むべき課題であることを確認し、全会派一致で上げようと、共産党府議団も一段と誠実に尽力しています。府民の暮らしに寄り添い、府民の声が生きる府政へ、引き続き頑張ります。