こんにちは島田けい子です:2019年11月24日号

◆9月定例会・決算議会が閉会 「住民福祉の増進」という自治体本来の役割果たす府政を!

9月11日から開催されていた9月定例会が、新京都府総合計画に対する知事総括質疑、決算特別委員会をはさんで11月6日に閉会しました。

10月28日の知事総括質疑に立った私、島田府議は、繰り返す自然災書への抜本的な対策強化、公立病院再編統合問題などについて、西脇隆俊府知事の認識をただしました。

1点目は、昨年6月の大阪北部地震、7月の豪雨など連続する自然災害からの復興はいまだ道なかばの現状をしめし、さらなる現場職員の増員、土木事務所の再配置、住宅再建支援制度のさらなる拡充、避難所の環境改善などを求めました。

2点目は、厚労省が公立・公的医療機関の再編統合の対象として全国424の病院名を突然発表した問題で、府内で名指しされた4病院の地域にとってかけがえのない役割を示し、現場の実態を反映しない分析による「再検証」の撤回を国に求めることとともに、急性期医療切り捨てを行わないよう迫りました。
西脇知事は「病院名の公表は遺憾。まずは国に説明を求める」と述べるにとどまりました。

今議会中も、全国各地で台風や豪雨災害が相次ぎました。今、国、地方自治体の在り方、税金の使い方が鋭く問われています。「財源がない」と言いながら、北陸新幹線やリニア新幹線を京都市と一緒になって誘致を進める一方、河川や土砂災害危険地域などの防災のための公共事業は削減されたままです。

また、水道事業まで、企業の儲けに提供しようとしています。さらに10月1日からの消費税10%増税が強行され、不安や怒りが渦巻いています。

日本共産党府議会議員団は、「10%増税中止」を求める1,147件の請願の紹介議員として、その採択に力を尽くすなど、ますます切実となる暮らしの要求を掲げるとともに、水道事業の広域化・民営化の押しつけなど自治体のあり方を歪める動きを厳しく批判し、「住民福祉の増進」という自治体本来の役割を果たすよう求めて積極的に論戦しました。

 

◆右京母親大会に参加して

第61回右京母親大会が開催され参加しました。

はじめに、1962年11月TBS系列の東芝日曜劇場での放送予定であり、
芸術祭参加のテレビドラマ「ひとりっ子」を、皆で視聴しました。
放送日目前にして突然放送中止になったのは右翼の圧力があったとか。
制作したのはRKB毎日。
主人公の高校生が防衛大学への進学をめぐって巻き起こされた家庭内の波紋。

終戦の年に生まれて戦争を知らないひとりっ子の高校生が、
父親のすすめで防衛大学を受けて合格するところからドラマは始まります。
長男を特攻隊に送り出して失った母親が、
次男だけは戦争にやりたくないと必死に訴えます。
ひとりっ子は悩み考えた末に、防衛大学に行かないと決めました。

命を生み出す母親は命を育て命を守ることを望みます。
母親運動のスローガンにも通ずるドラマです。

 

◆11.2憲法集会in京都

安倍政権が憲法壊そうとどんなに必死になっても、
国民の草の根の運動がそうはさせない!

夏の参議院選挙では改憲勢力を3分の2を許さなかったことに
確信を持ち頑張ろうと呼びかけられました。

常盤野九条の会、太秦九条の会、梅津九条の会など
右京の皆様も沢山参加され、一緒にデモ行進しました。

 

◆けい子の活動日記

厚生労働省が9月26日、公立・公的医療機関の再編統合に向けた議論を促すためとして、市立福知山市民病院大江分院、舞鶴赤十字病院、国保京丹波町病院、独立行政法人国立病院機構宇多野病院の府域4病院を含む全国424の再編統合対象病院名を一方的に公表しました。

これらに対し、全国から大きな批判が巻き起こり、京都府内でも批判の声が大きく広がっています。
福知山市議会はいち早く、国への意見書を全会一致で採択するとともに、舞鶴市長や自民党議員からも批判の声が上がりました。
共産党議員団は、抗議声明を出すとともに、議会でも「撤回」を求めて厳しく追及しました。

国の狙いは、ベッドを削減し、医療費を抑制することにあります。さらに介護保険でも、給付を抑制し、必要なサービスを取り上げる等、社会保障費全体を抑制する方向をさらに進めようとしています。

安倍政権は、「全世代型社会保障」の名で、これを進めています。「検討会議」の初会合には、労働界や医療・介護の現場や受給者の代表を誰1人参加させず、経団連の中西宏明会長や経済同友会の桜田謙悟代表幹事ら複数の財界人がズラリと並びます。社会保障や労働法制の改悪を牽引してきた顔ぶればかり。狙いは明らかです。